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2015年4月14日 (火)

居合兵法極意秘訣 5.組討心持1組討心持

居合兵法極意秘訣

5.組討心持

1、組討心持

師伝に云軍中にて敵と組打の時下に成りても早指副を抜草摺をたゝみ上差通よし一刀指と必よわるもの也さて首を早く捕る傳は敵之首の骨に刀を突き立我が足にて刀の宗をつよく蹴て踏切るべし此の如くすれば早し咽の下より刀にて首をかき落すと思ふ人は頬當のすがに刀かゝり埒明申さず候深秘すべき也

*軍中での組打ちの時の心得で首をかる方法を述べて居ます。
組打ちで下に成っても、素早く差し添えの短刀を抜いて、相手の草摺を巻き上げて差し通すが良い。
一刺しされると必ず相手は弱るものである。

それから、首を早く捕るには、敵の首の骨に刀を突き立、刀の棟を足で強く蹴って踏み斬ってしまうのが良い。この様にすれば素早く首を取れるものだ。

咽の下から刀を入れて首を欠き切るなど思う人もいるが、頬当の端が刀に当たって埒が明かないのである。此の事深く秘すべきである。

この伝書は明和元年1764年の事です。
既に戦国時代は終わって関ヶ原の戦いは慶長5年1600年ですから164年も前の話しです。
大阪冬の陣が慶長19年1614年、大阪夏の陣が元和元年1615年でした。
天草・島原の一揆は寛永14年1637年です。此の年生れた者でもこの伝書の頃は一人も生きてはいない時代です。
戦陣での首取りなど、武士の心得か昔話だったのでしょう。

太平洋戦争が無条件降伏で終わって70年、其の倍以上の月日が立って居ます。どこまで戦争の事を覚えて居られるのでしょう。
当時は、認識された事の時間は、ゆっくりゆっくり忘れ去られて居たかもしれません。
それ共、武士の心得として常日頃聞かされていた事でもあるかも知れません。

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