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2015年4月13日 (月)

居合兵法極意秘訣 4.道統8荒井兵作

居合兵法極意秘訣

4.道統

8、荒井兵作

荒井兵作は関東の人浪人也後清哲(勢哲 曽田メモ)と号す

明和元年申歳孟冬吉辰賜之

*荒井兵作は関東の人で浪人である、後に清哲と号した。
明和元年1764年10月申年吉辰の日之を賜う。

誰から賜ったか書かれて居ませんが之は第九代林六太夫守政の言ったことを、第十代林安大夫政詡が書いて誰かに、例えば第十一代大黒元衛門清勝に与えたかもしれません。
その辺は、曽田先生が書かなかったのか、もともと無かったのか良くわかりません。

荒井兵作は古伝神傳流秘書の居合兵法伝来では曽田先生は以下の様に

1、林崎神助重信
2、田宮平兵衛業正
3、長野無楽入道槿齋
4、百々軍兵衛光重
5、蟻川正左衛門宗績
6、萬野團右衛門信定
7、長谷川主税之助英信
8、荒井兵作信定
9、林六太夫守政

10、大黒元右衛門清勝
11、松吉八左衛門久盛
12、山川久蔵幸雅
13、下村茂市定
14、行宗藤原貞義
15、曽田虎彦

と道統を書き表しています。この系譜は下村派と云う事になります。

曽田先生が書き加えた神傳流秘書の「居合兵法伝来」は、9番目までが原本に記載されている伝来の道統です。
林六太夫守政と10番目以降の大黒元右衛門清勝の間に、第十代林安大夫政詡が抜けて居ます。この3人は親類関係になる筈です。
神傳流秘書の筆者は此処に記載の無い林安太夫政詡でしょう。

林六太夫守政の妻は大黒茂左衛門勝盛の娘で、二人の子をもうけたが幼かったので、安田道玄という医者の次男をもらって家督と居合を授けた。
之が林安大夫政詡とのこと。
居合は家督とは別に林安大夫政詡から大黒元右衛門清勝に伝わったと云う事で縁戚による相伝です。
大黒元右衛門から林六太夫守政の4代後の林益之丞政誠に伝わったと云う事です。
(平尾道雄著「土佐武道史話」より)

荒井兵作については南山大学の榎本鐘司先生に依る「北信濃における無双直伝流の伝承について-江戸時代村落の武術と「境界性」-の論文からその存在が荒井勢哲清信が北信濃の伝系に見られる小菅精哲斎正継に間違いないと語られています。
委しくは、榎本先生にお尋ねいただければと思います。

道統については以上で終了です。

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