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2015年5月29日 (金)

英信流居合目録秘訣 4.居合心持肝要之大事8泳之大事

英信流居合目録秘訣

4.居合心持肝要之大事

 8、泳之大事(潜り之大事 曽田メモ) 附戸脇

 旅にても常にても夜寐るに気がゝりなる時は其家に戸框抔あらば其戸框の内に手水鉢か亦桶の類にても置くべし不意に入来る者は是につまつき騒動するなり其所を仕留る也惣じて首より先きへ入をきろう足より先え入るべし

附たり 戸脇と云は夜中に戸口を入るに必内裏我を切らんと心懸て戸脇に振り上て居ると思ふときは直に戸口を入事無く杖抔を持合たらば其れをちらりと内へ差し出し見べしもし内に待設けて居るときは夜中の事なれば必其れに切付べし杖を出して見てかっちりと何んぞ當らば其儘内に飛入るべし猶予否する時は害有りかっちりと當るや否や飛入るときは二の太刀をかえすに暇無故害せらるゝ事なし

*これは泳之大事の題名ですが内容と一致しません。写しの際泳之大事を写し損なったかでしょう、曽田先生のメモもおかしいようです。木村栄寿先生のものも同じですから此処は山川幸雅の移し漏れかそれ以前のものでしょう。

旅に出た時でも常の時でも夜寝る時に気掛かりな時は、其の家の戸框があれば其の戸框の内側に手水鉢か又は桶の類でも置いて置くのである。不意に入って来る者は是に躓き騒動するものである。其処を仕留めるのである。
総じて人は首より先に入るのを嫌って足より先に入って来るのである。

附け足し 戸脇と云うのは夜中に戸口を入るのに、「必内裏」は内に必ず裏があると云うのでしょう。
我を斬ろうと思い戸脇の内で刀を振り上げて居ると思う時は、直ぐに戸口を入る事をせず、杖などを持って居たならばそれをちらりと内へ差し出し手見る事である。
もし、内で待ち受けて居る時は夜中の事であれば、必ずそれに斬り付けて来るものである。
杖を出して見てかっちりと何かが当たれば其の儘内に飛び込むのだ、猶予するや否や害されるものである。
かっちりと当たるや否や飛び込めば相手は二の太刀を返す暇も無いので害せられる事は無い。

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