« 英信流居合目録秘訣 2.上意之大事9棚下 | トップページ | 英信流居合目録秘訣 2.上意之大事11行違 »

2015年5月 7日 (木)

英信流居合目録秘訣 2.上意之大事10鐺返

英信流居合目録秘訣

.上意之大事

 10、鐺返

 座して居る時後ろより小尻を取て押しあぐるときは刀を抜く事ならず此時相手のひざ頭を踏み其のきをひに向ふへたおしてぬき突くべし

座して居る時後ろから鐺を取られて背中に押付けられる様に上げられると、刀を抜いて反撃する事は出来ない、此の時は相手の膝頭を踏みその「きおひ」(気負に、勢い、機おい)に向うへ相手を押し倒して刀を抜いて突くべきである。

この様に後ろから鐺を取られる業は、古伝神傳流秘書では英信流之事の瀧落2014年10月14日、大小立詰の一本目袖摺返2014年11月26日・五本目蜻蛉返2014年11月30日・六本目乱曲2011年12月1日に見られます。

古伝神傳流秘書英信流之事「瀧落」
「刀を鞘と共に左の足を一拍子に出して抜て後を突きすぐに右の足を踏込み打込み開納る此事は後よりこじりをおっ取りたる処也故に抜時こじりを以て當心持有」

古伝神傳流秘書大小立詰「乱曲」
「前の如く後より来り鐺を取り頻りにねじ廻し刀をぬかせじとする時後へ見返り左の手か右の手にて取りたるかを見定め相手左の手ならば我も左にて鯉口を押へ相手右ならば我も右にて取る後へ引付んとするを幸しさり中に入り倒す」

瀧落の演武で、相手が鐺を持つ手が右か左か振り返って見る、とする動作は、この大小立詰乱曲に由来するのでしょう。
此の事を知らずに瀧落で振り向いてみてもさしたる意味はなさそうです。
乱曲でも相手の左右の手の違いを、我も受けていますがその意味もよく理解できません。相手が右手で鐺を取っているから我も右で鯉口を取るなどどこまで必要なのか疑問です。

|

« 英信流居合目録秘訣 2.上意之大事9棚下 | トップページ | 英信流居合目録秘訣 2.上意之大事11行違 »

英信流居合目録秘訣15-4」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 英信流居合目録秘訣 2.上意之大事9棚下 | トップページ | 英信流居合目録秘訣 2.上意之大事11行違 »