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2015年5月 4日 (月)

英信流居合目録秘訣 2.上意之大事7戸脇

英信流居合目録秘訣

2.上意之大事

 7、戸脇

 戸の手前に立って居てあれえ通れと云て入る所を切らんと心懸るならばつかつかと戸口を入躰に歩み行て柄にて胸を押しつけて然して引抜てつくべし亦火急にて既に切かけられたる時は或は柄を以てはらいのけ早わざをきかすべし亦戸の内に人ありと思はゞ戸口を直ぐに入る事なく内に人の有る方に向て筋違て入るべし

戸脇は現代居合の奥居合居業の部に戸脇という業があります。
この現代居合の戸脇は古伝神傳流秘書の抜刀心持之事の両詰の業に相当します。
両詰:右脇へ抜打に切り付け左を斬る。抜て片手にて左脇を突き直に振向いて右脇を切る。

古伝の両詰は現代居合の戸詰、戸脇です。この業名はどうやらこの英信流居合目録秘訣の戸脇から名付けたものでしょう。前回の戸詰も同様です。

戸詰、戸脇の心得は失念して、業名ばかり残って、元の古伝の両詰のありようも両脇に敵を受けるのから、我が前に戸襖などがセットされてしまいました。

古伝の心得は、上意を受けて相手の家に行き、戸の手前に立っていると「あれへ通れ」と言われる、入って切ろうと思うならば、つかつかと戸口を入るばかりの様に歩み行き、相手の前に行くや、我が柄で相手の胸に押し付け、相手がハッとする処を刀を引き抜いて突くものである。
また、相手より急に切り懸けられた時は、柄で相手の刀を払いのけ、早業を利かすのである。これは柄で受け即座に抜刀して切る、柄で受け脇差を抜いて切る、などでしょう。
また、戸の内に隠れるように相手が居ると思うならば、戸口を真っ直ぐ入らずに人の居る方に向いて筋を変えて入るのである。

戸の内に入る際の業で柄で受けるのは、柳生新陰流居合(制剛流居合)の「戸入」にあります。
「左手を鍔に掛けながら右手で戸にかけ、戸を開けながら戸に沿うように身を移動させて戸を開け、左足から屋内に入る。
相手に向き直り上段から切り掛かって来るのを、上体を縮め、左手で刀の反りを返し鞘のまま顔の前に抜き上げ相手の刀を柄、鍔で受け止める。右手を柄に掛け反りを戻しながら上に抜き上げるや切り付ける」

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