英信流居合目録秘訣 2.上意之大事13輪之内
英信流居合目録秘訣
2.上意之大事
13、輪之内
敵と打合はするに輪にならずと云事なし上にて打合せ亦下にて合えばすぐに輪と成る竪横皆同じ其輪をはづして勝べし
*敵と刀を打ち合わす時には輪にならないと云う事はない、上で合わせ又下で合わせればすぐに輪になる、縦横皆同じである、その輪を外して勝べきである。
この輪之内の教えも、新陰流の教えのように思えます。
相手が打ち込んで来る刀を受太刀になっていたのでは、いつまで経っても同じことの繰り返しです。
敵の切り込んでくる、切リ筋を切り筋で崩して勝などのことを指すのかもしれません。この辺のところは現代居合では顕著に見えないのですが、稽古の中から見つけ出す以外に第九代林六太夫守政の居合は読めないのかもしれません。
附込や抜打に隠されていたりするかもしれません。
この輪之内が新陰流の「円相に収める」ということであるかは知る由もないものです。
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