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2015年5月 1日 (金)

英信流居合目録秘訣 2.上意之大事4四角

英信流居合目録秘訣

2.上意之大事

 4、四角

 三角にかわる事無し是は前後左右に詰合ふ之心得也故に後ろへ迠まわって抜付る也

*四角は前回の三角と同じ事で、是は前後左右に敵に詰め寄られた時の心得である。
居合は、敵に浅く勝事が肝要で、前後左右囲まれても抜き打ちに並み居る敵の紋所の辺りを切先外れに切払い敵がビクと臆する処を仕留めるのである。
4人を一人づつ切ろうとすれば必ず仕損じる、という心得です。

古伝神傳流秘書抜刀心持之事「四角」
「抜左の後の角を突右の後の角を切右の向うを請流し左の向を切又右の向を切る也」

この古伝を稽古してみます、敵は我を中にして、左後・左前・右前・右後に位置して詰め寄ってくるわけです。
まず、右前に右足を踏み込み、刀を右前に抜き出すや、左後ろに振り向き左後の敵の胸を刺突し、その体勢のまま左膝を軸にして、右に廻りながら左前の敵、右前の敵、右後の敵の紋所の当たりを刀を水平にして切り払う、刀を右から上段に振り冠って、右足を踏み込んで右後の敵を真向に斬り下ろし、左膝を軸に左に廻りながら、刀を右肩から振り冠るようにして右敵の打ち込む刀を受け流し、そのまま左に廻り、左前の敵の真向に右足を踏み込んで斬り下ろし、刀を左肩から上段に振り冠りつつ、左膝を軸に右前の敵に振り向き真っ向から斬り込む。

左足膝を軸に右廻り、左廻り、右廻りとしてみました。左右の足の踏み替えも踏み込み足を変えながら稽古してみるのもよいでしょう。

現代居合では、大江先生の四方切では、この四角の心得は失念してしまい、一人ずつ切っています。
夢想神傳流の壇崎先生は古伝の三角、四角の心得を残されています。

大江先生の四方切
「右足を右斜へ出し、刀を右斜に抜き、刀峯を胸の処に當て、刀を平として斜に左後を突き右側面の横に右足を踏み変え、上段にて切り、右足を左斜横に踏み変えて(受け返して打つ)上段となりて切り、右足を正面に踏み変えて、上段より切る。

この敵の配置は、左後・右・左前・正面の様です。
現在は、左後・右前・左前・正面に敵を受けています。右後は敵は居ません。
この変則的配置は、どのように考えられたのかは解りません。
十字、×字の交点に我が居る事を普通思い描き、あるいは前面に三人並び後ろに一人など思うのですが、謂れをご存知でしたらお教え下さい。

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