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2015年6月23日 (火)

居合兵法極意巻秘訣24.多勢一人之事

居合兵法極意巻秘訣

24.多勢一人之事

敵多勢我一人の時は地利を第一と心得べし地利あしくは敵を前一面にうくべしはたらき心得は我左の方の敵を目當にたゝかうべし敵後へ廻らば我も左の敵に付後へ廻るべし真中に取籠られば走りにぐべし敵一度に来ぬもの也其間に先立来る敵を打つべし幾度もにげては打こすべし

敵が多勢で我は一人の時は、地の利を第一と心得ることである。地の利が悪ければ敵を前へ一面に受ける事、働きの心得は我が左の方の敵を目当てに戦うべきである。
敵が後へ廻ったならば我も左の敵に付いて後ろに廻るのである。
真中に取り籠られたならば走って逃げるのである、敵は一度に攻めては来ないものである、其の間に、先だって来る敵を打つのであって、幾度も逃げては討ち越していくのである。

武蔵の五輪書水之巻には多敵之位として参考になります。
敵と戦う拍子なども克明に示され、是等を第九代林六太夫なども読んでいたかどうか、と思います。
「多敵の位と云ふは一身にして大勢と戦ふ時の事也、我が刀脇指をぬきて左右へひろく太刀を横にすてゝ構る也、敵は四方よりかゝる共一方へおひまわす心也、敵かゝる位前後を見分て先へ進む者に早くゆき合ひ、大きに目を付けて、敵打だすくらゐを得て、右の太刀も左の太刀も一度にふりちがへて待つ事悪し、早く両脇の位に構へ、敵の出でたる所を強く切込みおっくつして其儘又敵の出でたる方へかゝりふりくづす心也、いかにもして敵をひとへにうをつなぎにおいなす心に志かけて、敵のかさなると見えば、其儘間をすかさず強くはらひこむべし、敵あいこむ所ひたと追まはしぬれば、はかのゆきがたし、又敵の出るかたかたと思へは待つ心有りて、はかゆきがたし、敵の拍子をうけてくづるゝ所を知り勝事也、折々あい手を余多よせ追込付て、其心を得れば、一人の敵も十二十の敵も心安き事也、能稽古して吟味有るべき也」宮本武蔵遺蹟顕彰会編纂より

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