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2015年6月 2日 (火)

居合兵法極意巻秘訣 3.闇夜之事

居合兵法極意巻秘訣

3.闇夜之事

 やみの夜は我が身をしづめて敵の形を能見透かすべし兵器の色をはかるべし若し難所有らば我が前に當て戦ふべし敵のすそをなぐる心持よし

*闇夜の夜は我が身を低く沈めて、敵の在り様を良く見透かすべきである。兵器は何であるか、どう扱うのかなど色を計るのである。
若し、難所が有るならば我が前に難所を置き敵が難所を越して斬り込むようにして戦うのである。
敵の裾を薙ぎ払う心持ちが良い。

日中之事・月夜之事・闇夜之事と続いて来ました。以降に風吹之事・雨中之事・雪中之事・寒天之事・雷電之事と気象条件が続きます。
其の後に山坂之事・細道之事・絶道之事・大道之事・脇道之事・・。

現代居合が、刀を抜いて斬るばかりの教えとなってしまいましたが、土佐の居合には、棒・仕組(組太刀)・和(柔術)・小具足・小太刀等の教えもあり、総合武術であり、兵法でもあったのです。
残念ながら、大江先生はこれ等を教える事は無く、伝書類も引き継いでいなかったと思われます。

恐らく、1700年後期に林六太夫守政が江戸から英信流を持ち込んだ時には稽古もされたであろうと思いますが、当時の土佐には、武術流派は幾つも存在し、その後居合以外はあまり稽古されなかったと思えます。
同時に兵術の講和なども英信流に限った講義はなかったかもしれません。
明治維新当時には、大森流・英信流の抜刀術のみが稽古されたのでしょう。

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