« 居合兵法極意巻秘訣 8.雷電之事 | トップページ | 居合兵法極意巻秘訣 10.山坂之事 »

2015年6月 8日 (月)

居合兵法極意巻秘訣 9.相間之事

居合兵法極意巻秘訣

9.相間之事

 我と敵間た有時は敵の来るを待って行べからず待に利有り一には身をくるしめざる利あり二には心どうぜず三には工夫する間あって吉四に悪所に行掛らず天利自然の利ありされども我が待所あしくば前後左右に心を付利能し

*我と敵の間が有る時は、敵が来るのを待って此方から行くべからず。
待つに利有り。一つには身を苦しめざる利あり、二つ目は心が動くことがない、三つ目には工夫をする時間があるので吉である。四つ目は悪所に行き掛かる事は無い。天の利、自然の利あるのでも我が待つ処が悪所であれば前後左右に心を付けておけば利はある。

中々合理的な考え方をしています。敵にこちらに攻めて来させて、こちらは体力を消耗させないように待つ、攻めていけば思いが駆け巡ったりして心が浮ついてくる。
じっとしている間に戦いを工夫する時間が取れるので良いが、此方から出かけると気配りなどあって工夫する事もままならない、出かけて行けば悪所に行き当たることもある。
天の利、自然の利があっても我が待っている処が悪所であれば、周りをよく確認して、敵がどう乗り込んでくるか、何処に追い込むかなど前後左右に心づけしておけば利はある。

簡単な事ですが、ともすると此方から攻め込む気ばかり焦って不覚を取る事もある事を戒めているのでしょう。

上泉信綱伝新陰流軍学「訓閲集(くんえつしゅう)巻一の陣場の善悪を知る」に
「よき陣場と云うは、切所(難所、要害)を前にあてて、後の手遣い自由なる所、敵来る道には難所あり、味方の押し出るには自由にして四方よく見え、水、薪、潤沢なる所、陣の右に切所ある所なり・・」これも孫子を学んで組み立てられているようです。

|

« 居合兵法極意巻秘訣 8.雷電之事 | トップページ | 居合兵法極意巻秘訣 10.山坂之事 »

居合兵法極意巻秘訣15-6」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 居合兵法極意巻秘訣 8.雷電之事 | トップページ | 居合兵法極意巻秘訣 10.山坂之事 »