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2015年6月 6日 (土)

居合兵法極意巻秘訣 7.寒天之事

居合兵法極意巻秘訣

7.寒天之事

 寒夜は手足冷兵器持に覚えず取落す事あり故に口に生姜をふくみ手足も酒をぬりてよし第一こせふを一つぶを二つに割り火にていり能く紙に包てほぞに當置べし手足こゝえず

 丁子の油をわたにして印籠に入れ持つべし手足に塗りてこゞへざるなり(又?)野往来の時ぬれば毒虫など近づく事そうじて之無き也

*寒い夜は手足冷えて兵器を持つのに不覚に取り落とす事あり、故に口に生姜を含み、手足にも酒を塗るのが良い。
第一はこせふ(胡椒)を一粒を二つに割り火で炒って能く紙に包み、ほぞ(臍)にあて置くのである手足こごえず。

丁子の油を綿に浸して印籠へ入れて持つべきである、手足に塗れば凍え無いものである。
又、野原を往き来する時丁子油を塗って置けば毒虫などは、だいたい近付かなくなるのである。

このおまじないの様な方法がどれだけのものであるかは知りません。現代科学で解明できるでしょう。
身分の低い者は、着衣にも差別があったのですから、知恵の出し処でしょう、心持だけでも何もしていない人よりましだったはずです。

題の「寒天之事」は木村先生は「寒天之事」、河野先生は「寒天之事」で同じですが、曽田先生は「寒中之事」と書き写し「中」を消しています。

丁子油は刀の手入れに使用されている、と云うのも鉱物油に劣るとされて居る様です。昔は丁子油であったか椿油であったかも実証されていないとか・・。
検索してみてください。

遠い昔、山岳会に所属して居ました。冬山の岸壁に張り付いていた頃、先輩の持って来たワセリンを塗りたくって凍傷を予防すると云われ素直に塗りたくっていました。効果のほどは疑問です。戦中の満州などの帰還兵の知恵だったかもしれません。

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