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2015年7月13日 (月)

介錯口伝・他・神妙剣1.介錯口伝

介錯口伝・他・神妙剣

 1、介錯口伝

 古代には介錯をこのまず其故は介錯を武士の役と心得べからず死人を切るに異らず故に介錯申付らるゝ時に請に秘事有り介錯に於ては無調法に御座候但し放討ならば望所に御座候と申すべし何分介錯仕れと有らば此上は介錯すべし作法に掛るべからず譬切損じたりとも初めにことわり置たる故夫に非ず秘事也能覚悟すべし

*古代では介錯を好まなかった、その分けは介錯は武士のすべきものとは心得ていなかったからである、死人を切るのと異ならないからである。
それ故に、介錯を申付けられた時には秘事がある。
「介錯してほしいと云われても無調法なので仕来りを守れない、但し放し打ちで良ければ望む所でございます」と申すべきである。
何分にも介錯してほしいと云うのであれば、此の上は介錯すべきで、作法にかかわりなく切り損なっても、初めに断わっておいてあるので、作法に違いはない。これは秘事である、よく覚悟すべきことである。

古伝神傳流秘書大森流之事「順刀」が介錯と云われます。
「右足を立左足を引と一処に立抜打也又は八相に切跡は前に同じ(刀をすねへ取り逆手に取り直し納る膝をつく)」

谷村亀之丞自雄先生直筆による英信流目録大森流居合之位「順刀」
「是は座してる前のものを切る心持なり我其儘右より立すっと引抜かたより筋違に切也是も同じく跡はすねへ置き逆手にとり納と也」

大江先生はこの順刀を介錯と改名して現代に伝えています。
「正面に向きて正座、右足を少しく前へ出しつゝ、刀を静かに上に抜き、刀尖が鞘と離るゝや右足を後へ充分引き、中腰となり、刀を右手の一手に支へ、右肩上にて刀尖を下し、斜の形状とす、右足を再び前方に出し上体を稍前方に屈し刀を肩より斜方向に真直に打下して、前の首を斬る。血拭は足踏の儘6番と同じ(請け流し)と同じ様に刀を納む」

*特に、首の紐皮を残す事への拘りはなく、土佐の居合の風習は放れ打ちで良い、然し「無調法」であると断って介錯する事、と教えています。

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