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2015年7月31日 (金)

居合兵法の和歌13.無用なる手詰の話

居合兵法の和歌

13.無用なる手詰の話

 無用なる手詰の話をすべ可ら春無理の人二ハ勝って利ハ奈之

*無用なる手詰の話をすべからず無理の人には勝って利はなし

訳も無いのに業技法の話をするべきではない、理屈の解からない人には話で勝っても少しも利するものは無い。

此の「手詰」の意味は、広辞苑では、激しく詰め寄る、猶予なく攻め懸ける。
或は、手段などと読めばいいのでしょう。

田宮流歌の伝では
「無用する手詰め論をはすべからず無理の人には勝ちてせんなし」

新庄藩の秘歌之大事にはこの歌はありません。

必要も無いのに勝負する様な話をするべきでは無い、理屈の解からない人と争って勝っても何も得るものも無い。

自分の思う様に従わせようとして、あれやこれや仕掛けられます。甘い誘惑も、脅しもあったりします。
それでも人と関わって行かなければ家族を守ることは出来ない、良い地位にも付けない。そんな損得勘定は誰でも持つものです。
思う様に、人をあやつり、優位に立ちたいとするのは人の常なのでしょう。
その心が勉強に励み、半歩でも先に上を目指そうとするのです。
この歌の心はどのような心持で詠まれたものか、どの程度の損得を意識していたのか、その時代の事ですからよく判りません。この様に読むのもありでしょう。

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