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2015年7月10日 (金)

居合兵法極意巻秘訣29.神心八相事3手裏剱

居合兵法極意巻秘訣

29.神心八相事

 3、手裏剱

 手裏剱也他流にて敵に刀を投付たるを手裏剱と云當流にて云所は別也敵の透間を見てかた手をはなして敵の面に突込むなり亦互にゆき合に我は片手をはなしのりてすぐに突込む也躰は自然にひとえ身に成る也敵太刀を下すと云へども我太刀にてからりと避る心持あり鎗に突手なし剱術に切手なし云是也大い(?)事故に諸流共々突手は仕組にあらわさざるなり手裏剱と軍場の剱似たれ共心に甚違ふ

*手裏剣のことである。他流では刀を投げるのを手裏剣と云う、当流で云うところはそれとは別である。
敵の透間を見て片手を離して敵の面に突き込むのである。
亦、相懸りに行き合う時、我は片手を離すや直ぐに突き込むのである、体は自然に一重身になるのである。
敵が太刀を振り下して来ても、我はからりと一重身になって筋を外して避ける様な心持である。槍に突き手なし、剣術に切手なしと云うのであって、是は大事である。
それ故に、諸流共々突き手の業は、仕組(組太刀の形稽古)に業としてのせて居ないのである。
手裏剣と軍場の剱は突く事は似て居るが、心構えが全く違う。

此の手裏剱の教えは良くわかりません、「思いつくままに」解釈して見ます。
土佐の居合の手裏剣は、上段から片手突きの技を云うので刀を投げつけるのではない。
軍場の剱は、身を守る良い甲冑を身に着け、少々切られて相打ちであっても面に突きを入れるものです。
この手裏剣は上段から、一重身になって片手突きするわけで、敵は思わぬ遠間からの突きを受ける事、一重身になり相手の槍も刀も筋変えに避けてしまうのです。その心持ちは甚だ違うでしょう。

なお新陰流に「手字手裏見」という教えがあります。敵と正対してその太刀と十文字に合して上太刀となって勝つ技です。その時敵の太刀を執る手の内を見る。それが「手裏見」。

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