« 居合兵法極意巻秘訣29.神心八相事4虎乱剱 | トップページ | 介錯口伝・他・神妙剣1.介錯口伝 »

2015年7月12日 (日)

居合兵法極意巻秘訣29.神心八相事5軍中首取様の事

居合兵法極意巻秘訣

29.神心八相事

 5、軍中首取様の事 

軍中首取様の事敵の首を取るに咽の方へ刀をやりかき切るときは切れぬ物也切れても手間を取るなり先錣(しころ)を上へ押上げうなじより刀を突立首の大骨を突切って後刀を踏てふみ切て一方の肉をかき切るべし故に上手の掻きたる首は二刀に切目手際に切れて有るとぞ

*軍中で首を取り様の事は、敵の首を取るのに咽の方へ刀をやり、搔き切る時は切れないものである。
切れても手間取ってしまうものである。まず錣を上へ押し上げうなじより刀を突き立首の大骨を突き切って、その後、刀を踏んで踏み切って一方の肉を搔き切るのである。
故に上手の掻きたる首は二筋に切れていて切れ目が手際よく切れているという。

この首の取り様については「組討心持」として既に同様な事が書かれて居ます。2015年4月14日
「師伝に云軍中にて敵と組打の時下に成りても早指副を抜草摺をたゝみ上差通よし一刀指と必よわるもの也さて首を早く捕る傳は敵之首の骨に刀を突き立我が足にて刀の宗をつよく蹴て踏切るべし此の如くすれば早し咽の下より刀にて首をかき落すと思ふ人は頬當のすがに刀かゝり埒明申さず候深秘すべき也」

*神心八相事にはこの後に絵図が残され、柄口六寸、手裏剣、軍馬剱が示されています。
文字によるものの方が解り易いと思います。
現代では文字より写真、それも連続写真や動画を優先される傾向にありますが、武術はモデルの先生の癖が表面に出過ぎたりして参考にしてもそれ以上では無いと思います。
書いた先生の思いは文字に有るもので、思いを実現できないのがほとんどでしょう。
書いてある事とやって居る事が違うものです。山本宅治先生の直弟子で関東の大田次吉先生の名言があります。

「弟子たる者は、師匠のできないことでも、やらねばならぬ」

以上

居合印可口授之覚終

ここまでで、「居合兵法極意巻秘訣 印可部 従是兵法術嗜之ヶ条迄先生御註訳」を終わります。

|

« 居合兵法極意巻秘訣29.神心八相事4虎乱剱 | トップページ | 介錯口伝・他・神妙剣1.介錯口伝 »

居合兵法極意巻秘訣15-6」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 居合兵法極意巻秘訣29.神心八相事4虎乱剱 | トップページ | 介錯口伝・他・神妙剣1.介錯口伝 »