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2015年7月16日 (木)

介錯口伝・他・神妙剣4.太刀堅

介錯口伝・他・神妙剣

4.太刀堅

 甲冑を帯したるとき人々色々と刀をからめ堅むる也甚抜き難しこゝに太刀堅めとてよき堅一つ有□の緒の如く中に布を入れて絹にて縫包み長(た)け六尺計にて具足櫃に入れ置くべし

 扨かの紐を腰に當右脇にて留め上帯をして其上帯一重にて彼の堅めの見えぬ様に覆ひ置也脇差は上帯皆へ常の如くに指すべし
扨刀をぬくに自由に〆抜易し或は切岸亦は塀抔を乗る時刀を背をゝにも宜し其儘刀を後に引廻し下緒を肩に掛て乗時はつかゆる事なし此の堅め至〆佳なり

*甲冑を着た時の太刀の帯び方、差し方のアドバイスでしょう。
通常の方法に問題があるのか、土佐の方法に何かあるのかご存知の方はご教授ください。
六尺ばかりの、布を芯にして外を絹で包んだ紐を作って具足櫃に入れておく。

其の紐を腰に当て、右脇で締めておき、其の上から上帯の一重目で紐堅の見えない様に巻き込み結ぶ。
「脇指は上帯皆へ常の如く指す」ですが、居合の場合は、脇差は三重に巻かれた帯下に指し、太刀は二重の所に指すと教えられて居ます。

居合心持肝要之大事 付大小指違之事2015年5月22日
・大小指違と云は世人脇指を帯二重に指刀を三重にさすなり居合の方にては二重に刀を指し三重に脇指を差す也敵に出合たる時大小を子(ね)じ違へて脇差をば下し指しにして刀を抜戦べし然るときは脇指の柄まぎる事無亦刀のさやの鐺は子(ね)る故に足を打つことなく働の自由宜し常に此の如く指すべし」

その様にすれば、刀を自由に抜き指しし易くなる。此の場合は抜刀する事では無く、刀を鞘ごと抜き指しする事を云うのでしょう。

抜き易ければ、切岸、塀などを乗り越えるのにも刀を背負うにも良い、其の儘刀を後に廻し下緒を肩にかけて乗り越える時はつかえる事も無い、この堅めは至って良いものである。

太刀の帯びるのではなく、打刀を指すと読んで見ましたが、此処には、絵があって、刀に堅紐を結んで腰に帯する様な感じの絵が書かれています。
此の堅紐を右脇で結んで其の上から上帯を廻すのかも知れません。

不明です。

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