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2015年8月10日 (月)

居合兵法の和歌23.狭みにて勝を取

居合兵法の和歌

23.狭みにて勝を取

狭み尓て勝を取べき長刀短き刀利は薄きなり

*狭い場所では長い刀に利があって勝ちをとるであろう、短い刀は利は薄いものである。

狭い所での心得は曽田本に有りました。

英信流居合目録秘訣の2、上意の大事の8.壁添
壁に限らず惣て壁に添たる如くの不自由の所にて抜くには猶以って腰を開ひしりて体の内にて抜突くべし切らんとする故毎度壁に切あてかもいに切あてゝ仕損ずる也突くに越る事なし就中身の振廻し不自由の所にては突事肝要
(2013年9月21日)

狭い所では横一線の抜き付けは出来ない、体の内で刀を抜いて突く事で勝ちを取るべきでそれには長い刀が有利である。短い刀では勝ち目は薄い。と解釈するのでしょう。

大江先生の壁添は、体の内で上に刀を抜き上げ拝み打ちに打ち込んでいます。これは古伝の抜刀心持之事「人中」で人中での抜刀法です。
古伝の上意の大事の壁添は、狭い場所での抜刀法で体の内で抜いて突いています。
座して同様の狭い場所での抜刀は、「向詰」で「抜て諸手を懸け向を突打込也」これは大江先生の奥居合居業の両詰です。

狭い場所では、左右に筋を変わって敵刀を躱し付け込むのは不自由でしょう。
刀の長さに有利性はあるようです。
しかし太刀より小太刀の方が素早く抜き突く事も可能です。
居合では、長い刀を上手に抜いているのも見かけますが、定寸より短い刀の運用も研究課題でしょう。
たとえば、詰合之位を太刀と小太刀で稽古するとかありそうです。

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