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2015年8月20日 (木)

英信流目録はじめに

曽田本を読む英信流目録

はじめに

下村派の最後の伝承者曽田虎彦先生の神傳流秘書に続く2巻目の伝書はこれから読み解いていく「英信流目録二巻」です。

この「英信流目録二巻」は安永五年(1776年)冬十月に第十二代林政誠によって書かれた伝書を嘉永五年(1852年)六月第十五代谷村亀之丞自雄が書写されたものです。
曽田虎彦先生が「筆山秘蔵す」とあります。

「この目録は昭和23年6月 大阪河野稔氏へ伝授したり」と曽田先生の添書きがされています。
コピーの無い時代ですから、直筆で書き写して河野百錬先生に送られたのでしょう。
第二十代宗家河野百錬先生の「無双直伝英信流居合兵法叢書」昭和30年1955年発行の元資料となったのでしょう。

神傳流秘書の原本はこれより前に書きあげられていたものでしょう。
恐らく、神傳流秘書は享保十七年1732年~安永五年1776年の間に第十代林安太夫政詡によって書かれたと思うのですが、それより古ければ第9代林六太夫守政が享保十七年1732年以前に書いているのでしょう。
享保十七年は土佐の此の居合をもたらした第九代林六大夫守政が没した年です。
安永五年八月八日は第十代林安太夫政詡が没した年でした。この年十月に第十二代林益之丞政誠が「英信流目録二巻」を「改之」としています。

谷村亀之丞自雄先生伝書写の「英信流目録2巻」は歯抜けの伝書です。

内容は、居合棒立合巻 並 大森流居合・小太刀之位だけしかありません。

曽田先生の添書きには「居合心持引歌は山川先生のものと同様につき省略」とありますので神傳流秘書にあるから書写していない、と言うのでしょう。
「長谷川流居合以下伝書なし残念なり」です。

これから順次この「英信流目録2巻」を読み込んでいきます。

居合棒太刀合の巻 並 大森流居合、小太刀之位

1、棒太刀合之位 八本

2、棒合五つ 五本

3、心持之事 五本

4、極意之大事 八本

5、小太刀之位 六本

6、大森流居合之位 十一本

以上五十三本です。

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