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2015年8月15日 (土)

居合兵法の和歌28.師に問はす

居合兵法の和歌

28.師に問ハ春如何尓大事をおしゆへし心を春まし懇耳問へ

*師に問はす如何に大事をおしゆべし心をすまし懇ろに問へ

師に問う事も無く如何に大事を教える事が出来ようか、心を澄まして懇ろに問いなさい。

この歌は、新庄藩の林崎新夢想流の秘歌之大事にはありません。妻木先生の田宮流居合歌の伝にもありませんが、田宮流歌伝口訣に次の様にあります。

「師に問いていかで大事を悟るべきこゝろを尽くしねんごろに問へ」

師に問うて如何しても大事を悟り得るものだ。こころを尽くして念入りに聞きなさい。

懇ろは、真心でするさま・念入り・詳細・互いに親しみあう・懇意などの意味を持ちます。
ここでは、「師に親しく心を込めて問うものだ」と読みたいですね。
師である人も、親身になって応えようとする。

「ここは俺が作った道場だ俺が好きにする」などと言って、そっくり返っていても知れています。親身になって共に考える師であって欲しいものです。

師に問うてみたら、「このように我が師から教えられた、つべこべ言わずにそのまま習え」では、問いかけるべき相手ではないでしょう。
もっとひどいのは、「どうしてそのようにするのでしょう、こうでは何故いけないのでしょう」と問えば、師を誹謗中傷したと思ってしまう師も居る様です。
日本人の苦手な対立する考えを互に批判する事から議論して着地点を求める習慣の無さに依るものです。

上から目線のみの師では、問うべき師とは程遠いものでしょう。

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