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2015年8月11日 (火)

居合兵法の和歌24.寝て居ても起て抜

居合兵法の和歌

24.寝て居ても起て抜

寝て居ても起て抜見よ放れ口突れぬ事は師匠なり介り

*寝ていても起きて抜見よ放れ口突れぬ事は師匠なりけり

この歌も、意味の読み取れない歌です。

田宮流居合歌の伝にも新庄藩の秘歌之大事にも存在しません。

「寝てる居る時でも、起きて抜いて見なさい、抜き付けの切っ先が放れるや、突くことが出来ないのは師匠だからだ。」

これでは何だかさっぱり解かりません。
師匠には特別な恩義があるので突けないと言う事で納得する歌でしょうか。
そんな事を言えばあっちにもこっちにも、私の様なやんちゃな者は師匠だらけです。

「寝ても覚めても抜き付けを只管稽古するのだが、師匠にだけはどうしても放れ際の突きが通じない。」
これも歌心の一つかも知れません。納得していません。

抜き口への、当流の極意は「柄口6寸」です。
「抜かんとする小手を、師に常に取られてしまう。」
これも歌心の内かも知れません。

「師のもとを離れて修行に出ようか出るまいか、寝ても覚めても思うばかり、師を突く様で心苦しかろうが出て行く」
守破離の歌、これも歌心となるのでしょうか。

居合兵法の和歌は師から弟子への奥義の教えです、もっと奥のある歌かも知れません。
「純粋に、抜刀の切っ先の放れ口、いわゆる鞘の内は師匠には通用しない」

「鞘の内」は全居連の昇段審査の学科試験の解答では「相手を圧する心意気を以て鞘離れの瞬時に相手を制すること、これ即ち居合の生命にして鞘の内と言う」

何れまた読み直して見たい歌です。と言いながら、少しも読めていない未熟者です。

次いでですが、河野先生のこの歌の読み下しは「寝て居ても起て抜見よ放れ口突かれぬるは師匠なりけり」と無双直伝英信流居合兵法叢書に書かれています、「突かれぬるは」の「る」は「事」の草書の読み間違いです。「突かれぬ事は」が正しい。意味は似たようなもので「突くことができない」です。

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