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2015年9月 2日 (水)

英信流目録 1.居合棒太刀合巻2棒合五つ5込入

英信流目録

1.居合棒太刀合巻

 2、棒合五つ

 五本目 込入

 是は楽に棒の中を持ち先の如く立合也敵より上え打懸る所を我も右の上えにて請右の足を一足引き敵左の下を出す也其の時我も左の下たを合せ左の足を一足引き敵亦上より討つ処を両手にて両端を取り左の足を踏み込十文字に請け下た下たとはねる也仕廻は右の足にて詰る也

*込入は棒の中を相方とも持って立ち合う、敵は右足を踏み出し上から打ち掛かってくる、我は右足を一足引いて棒の下に左手を添えて右上でこれに合わせる。
敵左足を踏み込んで左下に打ち込んでくる、其の時我も左足を一足引いて左の下で合わせる。
敵亦右足を踏み込んで上から討ち込んで来るので我は棒の端を両手で持って左足を踏み込んで十文字に請ける。
敵右足を引いて下がり下へ打ち込んで来るので左下で跳ね上げ、亦打ち込んで来るので右下と跳ね上げ、しまいは敵の水月に棒を突け右足通りに詰める。

「下た下たとはねるなり」ですから、敵は退きながら下、下と打ち込んで来るのを踏み込みつつ合わせて跳ね上げるのでしょう。

神傳流秘書 棒合 五本目 込入

 追込の如く両方立合我足を一足づつ引上下合せ相手打込むを中にて請下にて合せ張如前勝也

*「追込の如く両方立合」ですから、一本目の様に双方棒を左手で杖に突き左足をやや前にして左足先に棒を突いて立合う。

相手、右手を左手の下方に棒に添え右から廻して遣方の左面に右足を踏み込んで打込んで来る、遣方は左足を引いて同様に右手を左手の下方に添え右から廻して之を上で請ける。

相手、右手を其の儘に左手を引いて棒の下を取り、左から廻して左足を踏み込んで遣方の右足に打込んで来る、遣方は右足を引いて同様に右手を其の儘に左手を引いて棒の下を取り左から廻して左足の前で之を請ける。

相手、更に左手を其の儘に右手を棒の上に取り右から廻して右足を踏み込んで真向に打込んで来る、遣方は左足を引いて両手で棒を頭上に捧げ棒中で之を請ける。

相手、更に左足を右足に引き付け、棒を右肩に取り右足を踏み込んで遣方の右足に打込んで来る、遣方左足を引き右足も追い足に之を下にてはり請けに請けるや左足を右足に引き付け、右肩から棒を廻し掛けて右足を踏込み相手の左面に打込み勝。

相手前へ前へと攻めて来るのを一足づつ下りながら之に合わせ、真向に打込んで来るのを頭上に十文字に請け、更に足に打込んで来るのを下がりながら張り受けに合わせるや、攻めに転じて廻し掛けて踏み込んで打ち込み勝。

これで棒合五つは終了です。

次回は3、心持之事で五つあります。
この英信流目録以外に見当たらない坂橋流の棒術の心得のような業のような。
多分この伝書以外に残されていない貴重な資料でしょう。

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