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2015年10月 2日 (金)

英信流目録 3.大森流居合之位10虎乱刀

英信流目録

3.大森流居合之位

10、虎乱刀

是は立てスカスカと幾足も行て右の足にて一文字に抜付(払ふてもよし)かむる時左の足一足ふみ込右の足にて打込む血ぶるひの時左を右の足に揃納る時右の足を引納其時すねはつかぬ也

*是は立ってスカスカと幾足も歩み行き間に至れば右の足を踏込み一文字に抜付ける(抜き払っても良い)、振り冠る時左足を一足踏込み、右足を踏み込んで打ち込む。
血振いの時、左足を右足に引き付けて揃え、納刀の際は右足を引いて納める、其の時右足の脛(膝)を床に着かないで立ったままでする。

英信流目録は第15代谷村亀之丞自雄の書き写した直筆の伝書です。この虎乱刀は大江先生の場合は正座の部「追風」の業です。バタバタ追い懸けずスカスカ歩み行く処が本来の業だったのでしょう。

古伝神傳流秘書の大森流居合之事虎乱刀を読み直します。
「是は立事也幾足も走り行く内に右足にて打込み血振し納る也但し膝を付けず」

*神傳流秘書では「幾足も走り行く」であって歩み行くではありません。
それに抜き打ちの一刀で制して居ます。
現在は、混線して、走り行き抜き付け、打ち込むになったのでしょう。

英信流居合目録秘訣の上意之大事に虎走の心得があります。
是は討ち果たせと言う上意などで行く時、敵が二間も三間も離れて坐している時は直ぐに切る事は出来ないし、同座した人達が邪魔に入る事も考え、色に出さず腰を屈めつかつかと行き抜き口が外へ見えないように体の内で逆さまに抜いて抜きつけるのだと教えています。足運びが大事だと云います。
追いかけてバタバタ足音を立てるなど、いつの頃にやりだしたのでしょう。中には逃げる敵を追い懸け間に至れば、足音をバタバタ強くして
振り向かせてから抜き打つなどの教えもある様で愉快です。

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