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2015年11月28日 (土)

曽田本免許皆伝目録その19林崎新夢想流の3

曽田本免許皆伝目録
其の19、林崎新夢想流の3

1、津軽藩の林崎新夢想流(平成3年発行林崎甚助重信公資料研究会の「林崎明神と林崎甚助重信」より。この冊子は現在復刻版が平成18年に村山市から出されています)

「則如霊夢成得大利腰刀以三尺三寸勝九寸五分表六寸而勝之妙不思議の極位一国一人之相傳也 腰刀三尺三寸者過現未之三心三身則三宝之王法是為三剱 禅門有十八種剣六種剣十二種剱又是□(濟)家室中重代衲僧截断柊行也 殺人刀活人剣都在掌握中 脇指九寸五分者九品蓮葉剣出離憂苦海海中生死魔軍追倒釋道九曜五古之内証也

(則ち霊夢の如く成し、腰刀三尺三寸を以て大利を得、九寸五分に勝つ、表六寸にして之に勝の妙不思議の極意、一国一人の相伝也。
腰刀三尺三寸は過現未の三心三身、則ち三宝也、王法是を三剱と為す。
禅門十八種の剣、六種の剣、十二種の剣有り、又、是れ済家室中重代衲僧截断の柊(修)行也)。
殺人刀活人剣、都(すべて)掌握中に有り、脇指九寸五分は九品蓮葉剣に憂い苦海中に出離し、生死魔軍を追倒するは釈道九曜五古(鈷)の内証也)」
*この津軽藩の林崎新夢想流の伝書は元禄4年1691年から正徳元年1714年頃のものと考えられています。この内容と同じものが林崎新夢想流として新庄藩に伝わり明治44年1911年まで伝わっています。
2、谷村樵夫自庸より小藤亀江に伝授された居合根元之巻
「則如㚑夢有得大利以腰刀三尺三寸勝九寸五分事柄口六寸勝之妙不思議之極意一国一人之相伝也腰刀三尺三寸三毒則三部尓但脇指九寸五分九曜五古之内証也

(則ち霊夢の如く有りて、大利を得、腰刀三尺三寸を以て九寸五分に勝事、柄口六寸に勝の妙不思議の極意、一国一人の相伝也。
腰刀三尺三寸、三毒、則ち三部に、但し脇指九寸五分は九曜五古の内証也。)」

3、第17代大江正路先生から鈴江吉重先生へ伝授された根元之巻
「則如㚑夢有得大利以腰刀三尺三寸勝九寸五分事柄口六寸勝之妙不思議之極意一国一人之相伝也腰刀三尺三寸三毎(毒の読み違いか)則三部尓但脇差九寸五分九曜五鈷之内証也

(則ち霊夢の如く有りて、大利を得、腰刀三尺三寸を以て九寸五分に勝事、柄口六寸に勝の妙不思議の極意、一国一人の相伝也。
腰刀三尺三寸、三毒、則ち三部に、但、脇差九寸五分は九曜五鈷の内証也)
*奥州の伝書に比べ土佐藩のものは此のあたりからの文言に隔たりが見られます。
津軽藩の伝書は仏教用語の様ですから何れ勉強して見たいと思います
榎本鐘司教授のレポ-トによる北信濃に伝わる無双直伝流の伝書では「則如霊夢成得大利以腰刀之三尺三寸勝九寸五分事柄口六寸勝之妙不思儀(議)之極意一国一人之相傳也腰刀三尺三寸三毒則三部但脇指九寸五分者九曜五古之内証也」
(則ち、霊夢の如く腰刀三尺三寸を以て大利を成得し九寸五分に勝事、柄口六寸に勝の妙不思議の極意一国一人の相伝也、腰刀三尺三寸は三毒、則ち、三部により、但、脇指九寸五分は九曜五鈷の内証也)

 

 

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