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2015年11月 5日 (木)

曽田本業附口伝その4大小立詰3鍔打返

曽田本業附口伝

4、大小立詰

三本目 鍔打返

互に対立する也打は仕の抜かんとする右手首をとる也仕は右手を放すと同時に左手に持てる鍔にて打の手首を打つ也
(抜かんとする時其の手首を押へる左手にて敵の手首を打 五藤メモ)

*これはお互いに相掛に進み仕が両手を刀に掛け抜かんとするところ、打は仕の右柄手を右手で押さえて抜かせじとする。
仕は柄から右手を放すと同時に打の右手首を左手で鍔を以って打ち付ける。

五藤先生は、柄手を押さえられたので左手で打の右手首を打つ、としています。この場合は仕は右手を柄から放さず、左手を鞘から離して打つのでしょう。ダメージは曽田先生の方が大きいでしょうが、咄嗟に柄手を放すには普段から稽古で充分慣らしておきませんと難しそうです。

この業は大小立詰の三本目です、神傳流秘書でも三本目に位置します。

神傳流秘書 大小立詰 三本目 鍔打返

 相懸りに懸り我刀を抜かむとする其の手を留られたる時柄を放し手を打もぐ也

*この業はすでに、大小詰の四本目小手留で解説しています。

四本目小手留「立合の鍔打返に同じ故に此処にては不記」

立業ですから相懸りに懸り合って、我は柄に手を懸け抜こうとする処、相手が右手を取って押さえられる。我は柄手を離し相手の手を鍔で打ち付けもぐ。

右手で柄を握った処を相手に右手で押さえられる、或は両手で押さえられる、そこで柄から手を離し、左手に持つ鍔で相手の手を打ち据えもぐ、と読んでみました。

古伝は「手を打ちもぐ」とばかりですから想像を働かせるところでしょう。

時代が下がると、どんどん技が固定化されていくのはいつの時代も同じです。より克明にと云うことか、特定しないと満足できないようです。

嶋 専吉先生の第19代福井春政先生の大小立詰三本目鍔打返
「互に対立す。 打太刀は仕太刀の抜かんとする右手首をとる、仕太刀は右手を放すと同時に左手に持てる鍔にて打太刀の手首を打つなり。」

*曽田先生の業附口伝のままです。

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