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2016年5月 3日 (火)

幻を追ってその7中山博道先生の居合7比較の36流刀の4斬る

幻を追って
 
その7中山博道先生の居合
 
7.比較の36流刀の4斬る
*大森流の流刀の受け流しを稽古して来たのですが、受け流す際、反っくり返って左足を上げて、踏みしめるや右足を踏み揃え斬り付ける動作を、明治期の受け流しに見る事が出来ませんでした。
 「がっちり」請けて流し落とすか、受けるや摺落すようなものでした。受流されて敵はのめって浮き腰などになるには、余程強い斬りこみを「がっちり」請け止め、ハットする瞬時に流し落とす術が必要でしょう。
右拳を突き上げる程度の受け太刀では叩き落とされそうです。擦り落としを意識した受け太刀では左肩を切られます。かと言って右足を大きく右方向に踏み出して受ければ「逃げ流し」です。
 受け流す術は教本に書きつける事は出来なかったのでしょう。演武会でか弱い女性が、如何にも華麗に顔前頭上に、教えられた通りに刀を抜き上げ左肩を覆う様に、受けた太刀の形を作っています。・・・これでは武術的演舞でしょう。
全剣連の制定居合受け流しの斬り付け
「受け流した勢いで切っ先を右方向へ廻して敵に向き直りながら左手を柄にかけ、刀を止めることなく左足を右足後ろに引くと同時に敵の左肩口から「袈裟に切り下ろす」
*全剣連の受け流しは、左足を右足膝の内側付近に踏み出し刀を抜き上げ、立ち上がると同時に右足を左足の内側に踏込んで受流すや両足を揃え敵に向き直り左足を右足後方に引きます。
 右向きに座したところ、正面からの斬撃ですから体を右に筋変えて略正面に受け流された敵の左肩口からの袈裟切りです。左足を後方に引く事で右半身となり敵との間を考慮していると言えるのでしょう。
中山博道先生の流刀の斬り下ろしは、正面右向きに座しているところ、正面から斬撃して来る敵を、左足を一歩前に踏み出し、刀を抜き上げ、敵の刀を左肩後方に向け流す心持ちで受け流し、立ち上がりつつ右足を左足の右後ろに一歩半開き刀を肩に担ぐ様にして90度敵の方に向き、右足を左足に引き付け足を揃え両膝を屈め左手を添えて、切尖は稍々下げて刀刃は斜め左下方に向け敵の浮き腰を斬る。
*中山博道先生の動作の受け流しの刀を肩に担ぐ動作が引き継がれて居る様です。檀崎先生は、右手肘をのばして厳然と受け止む、同時に、左足踵を右足膝頭に、一足長トンと踏み出し、敵刀を受けるや、右足を前横にトンと踏み出して、刀を首の後方にとる。受流された敵の方に左足を向け、同時に体を敵に転向し、右足を左足に揃え敵の腰に袈裟に切り付ける。
*受け流しは、「受け流す」術が幾つも考えられそうです。全剣連居合と夢想神伝流を稽古してみましたが、無双直伝英信流も幾つもある様です。
 受け流しで敵刀を受けるや右足を左足右後ろに踏込み体を大きく反って流し、上段に振り冠り、同時に左足を高く上げて敵の方に向け、トンと付くやトンと右足を踏み揃え敵の首又は肩に切り付けたりしています。
 鍔元で受けたり、逃げ流したり、擦り上げる様に受流したり・・受けてから転体して流したり、
左足を上げずに体を反ったり、反らなかったり、片手切りだったり、諸手斬りだったり、「がっちり」受けてから流したり、物打ちで斬りこんだり、刃中で切ったり・・。この受け流し術を集めたら楽しいでしょう。
 しかし、檀崎先生の様に「厳然」と受けるのだけは、非力で小兵の私は絶対にやりません。
 

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