« 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く1抜刀心持引歌7沈成躰 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く1抜刀心持引歌8詭道 »

2016年10月19日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書原文1抜刀心持引歌8詭道

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
1、抜刀心持引歌
8)詭道
 居合も太刀打も敵と吾と立合といなや□(是 曽田めも)道なくては勝事なし 然共上を打たんとして下を打つ様成る事にてなし まつ春く耳行間移行□道有り此処詞にのへ難し 数月数年の事修錬の功にて合点行へし能くよく日夜修行あるへき事なり 義公御歌 古歌二
 きおひくる敵二さりなく出あふな
           あひしらひしてしほをぬかせよ
 居合と申は第一に太刀抜かぬ以前二勝事大事也 歌二
 抜は切れ抜すバ切るな此刀
           たゝ切る事二大事こそあれ
 あまた尓て勝れざりしと聞しかど
           心明剱の太刀を楽しめ
 行違の右の抜事古人大事と言へり 工夫有へし 歌二
 夏日向冬日の影と歩むへし
           独り行二ハさわる人なし
 行違ふ敵の足二目を付希与
           手は自ら留るもの也
 組合の時太刀抜様の敵組付とはや我身二付て抜事と知れ 歌に
 身に付けて抜習有人ハたゞ
           組付かぬ間二切とこそ聞け
 居合とは刀一つに定まらす
           敵の仕懸を留る様有り
 敵太刀打かたき我二切て懸る二はやく抜合せむと春れハ必ず負事有
 能く工夫有へし  歌に
 居合をバ知ったふりしてつかるゝな
           居合の道を深く問ふへし
 身の曲尺の位を深く習ふへし
           留めねど留る事ぞふしぎや
読み
 居合も太刀打も敵と吾と立合といなや□道(是道と曽田メモ(詭道と思われます?))なくては勝事なし 然れども上を打たんとして下を打つ様成る事にてなし まっすぐに行く間、移り行く詭道有り 此の処詞にのべ難し 数月数年の事修錬の功にて合点行くべし 能々日夜修行有るべき事なり 義公御歌 古歌に
 きおいくる敵にさりなく出合うな
            あいしらいして潮を抜かせよ
 居合と申すは第一に太刀抜かぬ以前に勝事大事也 歌に
 抜かば切れ抜かずば切るな此の刀
            ただ切る事に大事こそあれ
 あまたにて敵に勝たれざりしと聞きしかど 
            心明剱の太刀を楽しめ
 行違の太刀の抜事古人大事に言えり 工夫有べし 歌に
 夏日に向い冬日の影と歩むべし
             独り行にはさわる人なし
 行違う敵の足に目を付けよ
             手は自ずから留まるもの也
 組合の時太刀抜様敵組付とはや我が身に付て抜く事と知れ 歌に
 身に付けて抜習い有人はただ
             組付かぬ間に切とこそ聞け
 居合とは刀一つに定まらず
             敵の仕懸けを留る様有り
 敵太刀打がたき我に切って懸るにはやく抜合せんとすれば必ず負る事有り
 能く工夫有るべし  歌に
 
 居合をば知ったふりしてつかるゝな
              居合の道を深く問うべし
 身の曲尺の位を深く習うべし
              留めねど留まる事ぞふしぎや

|

« 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く1抜刀心持引歌7沈成躰 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く1抜刀心持引歌8詭道 »

曽田本その1の1神傳流秘書原文1抜刀心持引歌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く1抜刀心持引歌7沈成躰 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く1抜刀心持引歌8詭道 »