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2016年10月13日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書原文1抜刀心持引歌5居合之極意

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
1、抜刀心持引歌
5)居合之極意
 敵と出会ふ時かならす討勝と思ふへからず況や恐るゝ古となし間二不加豪末を雷電石火の如くちらりと我が心に勝時無二無三に打込事居合之極意也 
 然れ共只切込ていなし是二柄口六寸の習なり此習を以敵の場へふん込み討也偏二大海を渡る二陸(かけ)にて行けは命を失ふ故に舟に乗りて行也
 居合柄口六寸之の大事偏二彼の舟の心持としるへし 然れ共舟にてかなら春渡海春と思ふへからず 歌に
 乗り得ても心ゆる春な海士小舟
            浪間の風の吹かぬ日ぞなき
 右波間の風強く合点しては舟ものら春 古歌に
 有となしと堺を渡る海士小舟
            釘も楔も抜希果てにけり
此の心にてよく工夫有るへし 口伝
*読み
 敵と出会う時かならず打ち勝つと思うべからず、況や恐るゝ事なし、間に豪末も加えずに雷電石火の如く、ちらりと我が心に勝時、無二無三に打ち込む事居合の極意也。
 然れども、ただ切り込みて往なし、是に柄口六寸の習いなり、此の習いを以て敵の場へ踏込み討つ也。
 偏に大海を渡るに陸(りく)にて行けば命を失う、故に舟に乗りて行く也。
 柄口六寸の大事、偏に彼の舟の心持ちと知るべし、然れども、舟にて必ず渡海すと思うべからず 歌に
 乗り得ても心ゆるすな海士小舟
               浪間の風の吹かぬ日ぞなき
 右波間の風強く合点しては舟ものらず 古歌に
 有と無しと境を渡る海士小舟
               釘も楔も抜け果てにけり
 此の心にてよく工夫有るべし 口伝
 
 

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