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2016年10月15日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書原文1抜刀心持引歌6抜かずして勝

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
1、抜刀心持引歌
6)抜かずして勝
 居合抜覚へるとはやく抜せす故に詰合の位能く執行有へし 只太刀を抜く計り思ふへから春抜春して勝の利あり 是事(業)の位に教ゆへし
 人の我をとらへて抜さしと春る時必ず抜まし 我をとらゆる人を此方より取りたおすへし或ハ先二とられぬ位有るべし(トラセテカツコトモアリ) 敵の仕懸により春くにとゞまり勝事も有り 或は其気をさけて勝事も有りみな敵の仕懸に依るなり
 工夫有へし  歌に
 止ると思はゞ其所に止れ与 
           行と思はゞとくとくと行け
 あだとのみ人をつらしと何か思ふ
           心与我を憂きものと知れ
 右の心尓て工夫あるへし 然れ共剛力或ハ色々と理屈を云ふ人有らば皆我が敵と知れ 然れ共夫々に心を取られ迷ふ事勿れ  歌に
 無用なる手詰の論を春へから春
           無理な人二ハ勝って利はなし
読み
 居合抜き覚えると、早く抜かせず、故に詰合の位能く執行あるべし、只太刀を抜くばかり思うべからず、抜かずして勝の利あり 是れ事(業)の位に教ゆべし
 人の我を捕えて抜かさじとする時、必ず抜くまじ、我を捕らゆる人を此方より取り倒すべし、或は先に捕られぬ位有るべし(取らせて勝つ事もあり)、敵の仕懸けにより直に留まり勝つ事も有り、或は其の気を避けて勝つ事も有り皆敵の仕懸けに依るなり
 工夫有るべし 歌に
 止まると思はば其所に止まれよ
             行くと思はばとくとくと行け
 仇とのみ人を辛しと何か思う
             心よ我を憂き者と知れ
 右の心にて工夫あるべし 然れども剛力或は色々と理屈を云う人あらば皆我が敵と知れ、然れども夫々に心を取られ迷う事勿れ 歌に
 無用なる手詰の論をすべからず
             無理な人には勝って利は無し
 
 
 

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