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2017年1月26日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く6坂橋流棒2太刀合之棒3小手上

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
6、坂橋流棒
2)太刀合棒
三本目小手上
小手上
 腰をなが春して小手をはね上類也水車同前
読み
 小手上(こてあげ)
腰を薙がずして小手を撥ね上げるなり 水車同前
省略されている文章を復元しておきます。
小手上(こてあげ)
 相手高山遣方棒を左の手尓て持居る処へ相手打懸る処へ右の手尓て棒を逆手耳取り下を上二亭合せ又一方に亭小手をなぐ又打込を此度ハ右を後へ引左身二亭如前下を上二亭合せ小手をなき扨水車耳取り廻し追込み扨相手より又打込を我右身ならば下二春るを棒の先を面耳突付る心にて合せ勝也
省略されている文章の復元の読み
小手上(こてあげ)
 相手高山 遣方棒を左の手にて持ち居る処へ 相手打ち懸かる処へ 右の手にて棒を逆手に取り下を上て合せ 又 一方にて小手を薙ぐ 又 打込を此の度は右を後へ引き 左身にて前の如く下を上にて合せ小手を薙ぎ 扨 水車に取り廻し追込み 扨 相手より又打込を 我れ右身ならば下に張るを 棒の先を面に突き付ける心にて合せ勝つ也

読み解く
  一本目脛をなぐ、二本目腰をなぐの次として三本目小手をはね上げる技になります。
 相手高山から遣方の左面に打込んで来る。
 遣方、右手を逆手にして左手の下方に持ち、右肩から廻して棒の下を上にして相手の打ち込みを右足を踏み替えて合わせる。

 「又一方にて小手をなぐ」は、左手を後ろに引いて左肩から棒を廻し棒の上を下にして左足を踏み替え相手の右小手をはね上げる様に薙ぐ。
 又、相手右面に打ち込んで来るを、左手を其の儘右手で棒を後ろに引いて右から廻し棒の下を上にして右足を踏み替え右半身(左身)になって相手の打ち込みを張る。
 即座に左手を引いて棒を左肩から廻し左足を踏込み相手の左小手をはね上げる様に薙ぐ。

 扨、引く相手を、棒を水車に取り廻し追込んで行く、相手態勢を整え真向に打込んで来るのを、我れ右身であれば「下にするを」は棒の先を少し下げておいて棒の先を相手の面に突き付ける心持で突き上げて合わせ勝。

第12代の英信流目録の居合太刀合巻 棒太刀合之位 「小手揚」
「手首を下たよりはねあげる也跡同じ前も同断」

*小手上の文字が小手揚になっています。小手の上から打つのではない、小手を跳ね上げるんだと拘ったのでしょう。

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