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2017年1月28日 (土)

曽田本その1神傳流秘書を読み解く6坂橋流棒2太刀合之棒4小手落

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
6、坂橋流棒
2)太刀合之棒
四本目小手落
小手落
 是又上二同し小手を拂ひ落し常ハ太刀を張る水車同然之業なり
読み
小手落(こておとし)
 是又、上に同じ 小手を払い落とし 常は太刀を張る 水車同然の業也
省略されている文章を復元しておきます。
小手落(こておとし)
 相手高山遣方棒を左の手尓て持居る処へ相手打懸る処へ右の手尓て棒を逆手耳取り下を上二亭合せ又一方に亭小手を拂ひ落す又打込を此度ハ右を後へ引左身二亭如前下を上二亭合せ小手を拂日落し扨水車耳取り廻し追込み扨相手より又打込を我右身ならば下二春るを棒の先を面耳突付る心にて合せ勝也
省略されている文章の復元の読み
小手落(こておとし)
 相手高山 遣方棒を左の手にて持ち居る処へ 相手打ち懸かる処へ 右の手にて棒を逆手に取り下を上て合せ 又 一方にて小手を払い落す 又 打込を此の度は右を後へ引き 左身にて前の如く下を上にて合せ小手を払い落す 扨 水車に取り廻し追込み 扨 相手より又打込を 我れ右身ならば下に張るを 棒の先を面に突き付ける心にて合せ勝つ也
読み解く
  相手は太刀を高山(上段)に構えています。
 遣方は「棒を左の手にて持居る処へ」ですから、棒中を左手で持って自然体で立つと思うのですが、次の「相手打懸る処へ右の手にて棒を逆手に取り」なので、此処は棒合と同様、左手で杖の様に突いて左足をやや前に半身に立ちます。

 相手高山から遣方の左面に打込んで来る。
 遣方、右手を逆手にして左手の下方に持ち、右肩から廻して棒の下を上にして相手の打ち込みを右足を踏み替えて合わせる。

 「又一方にて小手を払い落す」は、左手を後ろに引いて左肩から棒を廻し棒の上を下にして左足を踏み替え相手の右小手を払い落す。

 又、相手右面に打ち込んで来るを、左手を其の儘右手で棒を後ろに引いて右から廻し棒の下を上にして右足を踏み替え右半身(左身)になって相手の打ち込みを張る。
 即座に左手を引いて棒を左肩から廻し左足を踏込み相手の左小手を払い落す。

 扨、引く相手を、棒を水車に取り廻し追込んで行く、相手態勢を整え真向に打込んで来るのを、我れ右身であれば「下にするを」は棒の先を少し下げておいて棒の先を相手の面に突き付ける心持で突き上げて合わせ勝。

「小手を払い落す」ために、有効な棒の操作がいくつもありそうですが、前の業と同様な動作で応じてみました。
「常に太刀を張る」はこの場合、相手太刀を受けるのではなく張る心持を言うのだろうと思います。

これも英信流目録の棒太刀合之棒より「小手落」
「手首を上より討つ也跡同じ前も同じ」

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