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2017年1月30日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く6坂橋流棒2太刀合之棒5小鬢流

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
6、坂橋流棒
2)太刀合之棒
五本目小鬢流
小鬢流
 小鬢へ打懸る外先耳同し
*読み
小鬢流(こびんながし)
 小鬢へ打ち懸かる外 先に同じ
省略されてしまった部分を補って手附を完成させます。
小鬢流(こびんながし)
 相手高山遣方棒を左の手尓て持居る処へ相手打懸る処へ右の手尓て棒を逆手耳取り下を上二亭合せ又一方に亭小鬢をなぐ又打込を此度ハ右を後へ引左身二亭如前下を上二亭合せ小鬢をなき扨水車耳取り廻し追込み扨相手より又打込を我右身ならば下二春るを棒の先を面耳突付る心にて合せ勝也
読み
小鬢流(こびんながし)
 相手高山 遣方棒を左の手にて持ち居る処へ 相手打ち懸かる処へ 右の手にて棒を逆手に取り下を上て合せ 又 一方にて小鬢を薙ぐ 又 打込を此の度は右を後へ引き 左身にて前の如く下を上にて合せ小鬢を薙ぎ 扨 水車に取り廻し追込み 扨 相手より又打込を 我れ右身ならば下に張るを 棒の先を面に突き付ける心にて合せ勝つ也
*
読み解く
  相手は太刀を高山(上段)に構えています。
 遣方は「棒を左の手にて持居る処へ」ですから、棒中を左手で持って自然体で立つと思うのですが、次の「相手打懸る処へ右の手にて棒を逆手に取り」なので、此処は棒合と同様、左手で杖の様に突いて左足をやや前に半身に立ちます。

 相手高山から遣方の左面に打込んで来る。
 遣方、右手を逆手にして左手の下方に持ち、右肩から廻して棒の下を上にして相手の打ち込みを右足を踏み替えて合わせる。

 「又一方にて小鬢をなぐ」は、左手を後ろに引いて左肩から棒を廻し棒の上を下にして左足を踏み替え相手の右小鬢を薙ぐ。

 又、相手右面に打ち込んで来るを、左手を其の儘右手で棒を後ろに引いて右から廻し棒の下を上にして右足を踏み替え右半身(左身)になって相手の打ち込みを張る。
 即座に左手を引いて棒を左肩から廻し左足を踏込み相手の左小鬢を薙ぐ。

 扨、引く相手を、棒を水車に取り廻し追込んで行く、相手態勢を整え真向に打込んで来るのを、我れ右身であれば「下にするを」は棒の先を少し下げておいて棒の先を相手の面に突き付ける心持で突き上げて合わせ勝。

 英信流目録の棒太刀合之位も小鬢流は「是盤鬢を打也跡同し前も同し」

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