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2017年1月20日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く6坂橋流棒1棒合5込入

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
6、坂橋流棒
1)棒合
五本目込入
込入
 追込の如く両方立合我足を一足つゝ引上下合せ相手打込むを中二亭請下二亭合せ張如前勝也  以上五本
追込の如両方立合
追込:・・両方棒を左の手尓て持ち杖に突立合

読み
込入(こみいり)
 追込の如く 両方立ち合い 我が足を一足づつ引き上下合わせ 相手打込むを 中にて請け下にて合せ張り 前の如く勝つ也
 
 「前の如く打ち懸けて勝」の前の如くの部分は、三本目立合の「下にて合せ一方を廻し掛けて勝」

読み解く
 「追込の如く両方立合」ですから、一本目の様に双方棒を左手で杖に突き左足をやや前にして左足先に棒を突いて立合う。

 相手、右手を左手の下方に棒に添え右から廻して遣方の左面に右足を踏み込んで打込んで来る、遣方は左足を引いて同様に右手を左手の下方に添え右から廻して之を上で請ける。

 相手、右手を其の儘に左手を引いて棒の下を取り、左から廻して左足を踏み込んで遣方の右足に打込んで来る、遣方は右足を引いて同様に右手を其の儘に左手を引いて棒の下を取り左から廻して左足の前で之を請ける。

 相手、更に左手を其の儘に右手を棒の上に取り右から廻して右足を踏み込んで真向に打込んで来る、遣方は左足を引いて両手で棒を頭上に捧げ棒中で之を請ける。

 相手、更に左足を右足に引き付け、棒を右肩に取り右足を踏み込んで遣方の右足に打込んで来る、遣方左足を引き右足も追い足に之を下にてはり請けに請けるや左足を右足に引き付け、右肩から棒を廻し掛けて右足を踏込み相手の左面に打込み勝。

 相手前へ前へと攻めて来るのを一足づつ下りながら之に合わせ、真向に打込んで来るのを頭上に十文字に請け、更に足に打込んで来るのを下がりながら張り受けに合わせるや、攻めに転じて廻し掛けて踏み込んで打ち込み勝。

 此の業も第十二代林益之丞政誠による英信流目録の居合棒太刀合巻棒合五つより「込入」が参考になります。
「是は楽々棒の中を持ち先の如く立合也敵より上え打懸る所を我も右の上えにて請け右の足を一足引き敵左の下を出す也其時我も左の下たを合せ左の足を一足引き敵亦上より討所を両手にて両端を取り左の足を踏み込み十文字に請け下た下たとはねる也仕廻は右の足にて詰る也。」

 棒の中を持ちは、二本目の立合が左手で棒の中を持って相対して立合うでした、右手で棒の上の端を逆手に取って、相手が右面に打ち懸けて来るのを、同様に足を踏み替え、左足を踏込み右の上で請ける。
 相手右足を一足引いて、左の下を打って来る、其の時我も右足を踏込み左の下で合せる。
 相手左足を一足引いて、真向に打込んで来るので、これを両手を棒の端に取り左足を踏み込み十文字に顔面上で請ける。十文字に請けるや、相手棒を左膝・右膝と足を踏み替えつつ打込んで来るのを、我も右足を踏込み替え左膝、左足を踏み替え右膝と合せはね、しまいは右足前にて詰める。

 

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