« 曽田本その1の1神傳流秘書原文6坂橋流棒2太刀合之棒6笠之羽 | トップページ | 批判と和の1 »

2017年2月 1日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く6坂橋流棒2太刀合之棒6笠之羽

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
6、坂橋流棒
2)太刀合之棒
六本目笠之羽
笠之羽
 相手高山二か満へ居る処へ如此棒をかつぎ行を相手打込むを一方二亭合せ一方二亭張り扨一ツ廻して詰る
読み
笠之羽(かさのはね)
 相手高山に構え居る処へ 此の如く棒を担ぎ行を 相手打込むを 一方にて合せ 一方にて張り 扨 一つ廻して詰める
読み解く
 これには絵がついています。棒を首の後ろで両肩にかつぎ左右の手で支えています。所謂天秤棒を担ぐ形です。それが「如此棒を担ぎ・・」のところです。

 相手、太刀を上段に構えている所へ、棒をかついですかすかと行く。
 相手、右足を踏み込んで真向に打ち込んでくるのを、我は右足をやや右斜め前に踏み込み棒をかついだまま左足を右足の後ろに摺り込み筋を変わり相手打ち込む太刀を右から合せ打つ。

 相手、退く処、我は、左足をやや左斜め前に踏み出し右足を左足の後ろに摺り込み相手の太刀を左から張る。

 我は、頭上で棒を一つ水車にまわし、相手が上段に取って引くを右足を踏み込み棒を相手の眉間につけて詰める。

 相手の真向打ちを筋を変わりながら、右から合わせ、左から張り、頭上で一廻りさせ追い込んで詰める、としてみました。古伝の文言から棒を担いだままで合わせ張る事の様ですが、敵が打ち込まんとする処を両手を頭上に上げ筋を変わり右から合わせ左から張る方が自然でしょう。

 この笠之羽も第12代林益之丞政誠による英信流目録の居合棒太刀合之巻より 
棒太刀合之位「笠之羽」
 「是は我首へ横に置き両手をかたのあたりまでおさへ相懸りにて行く場合にて敵物討に討所を右のはしを合せ其儘左のはしを以強く横にはね勝也則ち棒のはしをかえし跡堅る也」

*相手が打ち込んでくるのを右足を踏み込み右の端で合わせ打ち、軸をそのまま足を踏みかえ左端を以て張り込んで、勝、「則ち棒のはしをかえし」の部分で「跡堅る」は古伝の「一つ廻して詰る」と続く処でしょう。

|

« 曽田本その1の1神傳流秘書原文6坂橋流棒2太刀合之棒6笠之羽 | トップページ | 批判と和の1 »

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く6坂橋流棒」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 曽田本その1の1神傳流秘書原文6坂橋流棒2太刀合之棒6笠之羽 | トップページ | 批判と和の1 »