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2017年2月24日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く7重信流1詰合9水月

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
7、重信流
1)詰合
九本目水月
水月
 相手高山二かまへ待所へ我も高山二かまへ行て相手の面二突付る相手拂ふを躰を替し打込ミ勝
読み
水月(すいげつ)
 相手高山に構え待つ所へ 我も高山に構え行きて 相手の面に突き付ける 相手払うを躰を躱し打込み勝つ
読み解く
 相手上段に構え待つ所へ我も上段に構えスカスカと歩み行く、歩みつつ間境で切先を下げ右足を踏み込み相手の面に突き付ける、相手之を右足を退き上段から我が右に八相に払って来る、払われるに随い左足を左斜めに踏み込み体を躱し右足を踏み替え相手の面に打込み勝。

 敵の面へ切先を突き付け相手我慢が出来ずに払って来る機をとらえて体を躱して打ち込む。この時相手は、踏み込んで払ってくる事も、退って払うも有りでしょう。我が気勢によるものでしょう。
 古伝は、如何様にも変化しても「それは違う」などと言うことなどなさそうです。
 師伝の異なる方と、太刀打之事や詰合を稽古しますとその事が理解出来申し合わせの「剣舞」とは違う事が認識できます。

 此の業は神傳流秘書の太刀打之事六本目水月刀と同じ様な業でしょう。
「相手高山或は肩遣方切先を相手の面へ突付て行を打太刀八相へ払ふ処を外して上へ勝つ或は其儘随て冠り面へ打ち込み勝も有り」

曽田先生の五藤先生による業附口伝詰合之位九本目「水月刀」
是も同じく立合て真向へかむり相掛りにても敵待かけても不苦我真向へかむりてスカスカと行場合にて太刀の切先を敵の眉間に突き込む様に突く也其の時敵すぐに八相に払う其時我すぐにかむり敵の面へ切込み勝也互に五歩退り血振納刀以下同じ」

*此の業は相手に払われるに随い体を変わって打ち込むのですが、相手に我が太刀を払わせる誘い、払わずにいられない状況に追い込むことがより高いポイントでしょう。

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