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2017年3月 8日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く7重信流2大小詰5胸取

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
7、重信流
2)大小詰
五本目胸取
胸取
 詰合たる時相手我胸を取り突倒さんと春る時我右の手尓て其手を取り左の足を後へ引柄頭尓て相手の脇へ當る又引く時は随而抜突く也
読み
胸取(むねとり・むなどり)
 詰合たる時 相手我が胸を取り突き倒さんとする時 我右の手にて其の手を取り左の足を後ろへ引き 柄頭にて相手の脇へ当てる 又 引く時は随って抜き突く也
読み解く
 詰め合って座している時、敵が腰を上げ右足を踏み込んで我が胸を右手で取り、突き倒そうとする。
 我も腰を上げ右手でその手を取るや左足を後方に退き柄頭を以て相手の脇腹に柄当する。又(次に)、敵は脇を柄当てされ、右手を放し後ろへ下がろうとするのに従って我は右手を柄にかけ刀を抜出し、切先を返して抜き突く。
 敵に柄当すれば刀は充分鞘送りされて居ますから鞘引きすれば即座に抜刀可能です。
曽田先生による五藤先生の業附口伝大小詰五本目「胸捕」
 「互に対座、打は仕の胸を捕へて突く仕すぐに右手にて支え左手に持たる柄頭を敵の脇壺に當てる也又胸を捕りて引く時はすぐに刀を抜きて突く也
(向をて居る右手にて胸をとり突く時は其手をおさえ左手にて脇坪へ當る)」
読み解く
 互に対座、打は仕の胸を捕えて押倒そうと突いて来る、仕はすぐに右手を着いて、倒れない様に支え、左手で刀を握り、柄頭で敵の脇坪に柄当てする。相手が胸を取って引き倒そうとするならば直ぐに刀を抜出し、切先を返して相手を突く。
(正面から相手が右手にて胸を取って、突き倒そうとするならば、右手で相手の右手を押え、左手にて相手の脇坪へ当てる)
 「又胸を捕りて引く時はすぐに刀を抜きて突く也」この「又」以下の解釈は、敵と我との間隔など状況次第でしょう。文章に抜けがあるのか研究課題です。

 

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