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2017年4月 7日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く8大剣取5栄眼

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
8、大剣取
5)五本目栄眼
従是相寸
栄眼
 相手高山我は左青眼二構へる時相手横耳拂ふを放して拳へ勝
読み
従是相寸(これよりあいすん)
栄眼(えいがん)
 相手高山 我は左青眼に構える時 相手横に拂うを放して拳へ勝
読み解く
 是より相寸、ですから我も相手も太刀を持っての攻防です。
 相手高山ですから上段に構えています。この上段は、太刀を頭上に45度に高く構え、左拳は頭上、又は顔前頭上(額の上)でしょう。顔前頭上は竹刀剣術の統一方法の構えでしょう。

 我は左青眼ですから、太刀の切っ先を相手の左目に付け、又は相手の上段に構えた左肘につけ右足前にしてやや半身に構えます。
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左青眼・右青眼の定義は、曽田本その1の2英信流目録の小太刀之位を参考にします。
 左青眼:敵の左眼へ切先を付ける、この場合右足を前
 右青眼:敵の右眼へ切先を付ける、この場合左足を前

  高野佐三郎先生の「剣道」に従えば、中青眼が基本で、平青眼が左青眼でしょう。右足前の上段を右上段、左足前の上段を左上段と定義されています。それに従えば古伝の左青眼は右青眼となります。

 此処では、英信流目録を優先します。
 相手上段、我は左青眼に構えスカスカと間に入るや「相手横に払う」、さて相手は我のどこを横に払ってくるかは何も書かれていません。
 左青眼に構えた太刀かも知れません、右拳かも、左拳かも知れません。あるいは肩かもしれません。

 上段から「横に払う」は動作が大きくなりますから、相手も工夫が必要です。相手は上段ですから左右いずれでも打ち下ろせます。

 我は左青眼ですから剣先は右です。左拳が相手に誘う様にあるのですが、初めは、相手は八相から横に我が太刀を払ってくるのを太刀を上に外し即座に相手の拳に打ち込む。

 相手が、左拳を払って来る場合は、左拳を上げ相手太刀をはずすと同時に我が太刀先を下げて相手の拳に切り込む。是は柳生新陰流の三学円之太刀の「半開半向」の「ほうり込み」が使えます。

 政岡先生は相手が太刀を八相から横に払って来るのを切っ先を下に外し、流れた相手の拳に切っ先を挙げて打ち込む。
 太刀を下げて外した場合、上に戻してから、外された相手の拳に打ち込むのは拍子が遅れます、上に上げて下すだけで充分な筈です。

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