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2017年4月15日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く8大剣取9雷電

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
8、大剣取
9)九本目雷電
雷電
 相手高山我左の脇へ切先を上構へ行時打込む処を留勝又相手車二かまへる時ハ我切先を下げて行也
読み
雷電(らいでん)
 相手高山 我左の脇へ切先を上(へ)構え行く時 打ち込む処を留め勝つ 又 相手車に構える時は切先を下げて行く也

読み解く
 この雷電も抜けだらけで困りました。
 相手は上段に構える、我は「左の脇へ切先を上構え行」、この構えは左青眼に構え行くとも取れます。この場合は相手が真向に打ち込んで来るのを、右足を踏み込み受けるや撥ね上げて相手の面に打込み勝つ。

 或は左手に柄を持ち左腰に付け右手を切っ先に添えて切先を上げ、スカスカと間境を越し、相手が真向に打ち込んで来るのを、左手を上げ右手をやや低く顔前頭上に相手の刀を十文字に受け、体を右入り身となって刀を擦り落とし詰める。

 次の「又相手車にかまえる時は我切先を下げて行也」です。相手は車に構え待ちかけています。
 我は下段に構えスカスカと間境を越します。相手車から我が左小手に打ち込んで来るを左手を右腕に引付相手の打ち込む刀を外し、相手の流れる小手に打ち勝。

 政岡先生は「上段に対しては右足を引いて体を開き物打の峰に左手をかけ右拳を右腰に当て剣尖を高く構。
 車に対しては左足をふみ出して刀を水平に構える意ならん。尚「打込処を留勝」となっているが六本目の如く右足をふみ込んで額前で受止め直ちに左足をふみ込みつつ右にすり落として左足からふみ込んで水月を突くべきである。

 「車に対しては」左足を前にして切先を下げ刀を水平に構え、相手が車から上段に振り冠って真向に打って来るのを六本目の栄目の様に額前で受止め右に摺り落とし水月を突く。というのです。車の構えから上段に振り冠って真向に打ち込むのは明治以降の竹刀剣道の方法です。余り参考にしたい方法では無いでしょう。車から打ち込む方法は幾つにも有る筈です。
我が構えの隙は何処か、其処へ誘いたいものです。

 

 

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