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2017年6月12日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事1捕手和之事5右転

曽田本その1
1.神傳流秘書読み解く
10、夏原流和之事
1)捕手和之事
五本目右転
右転
 如前歩ミ行亭相手手を上る処を両の手尓て指を取りわけ左の方へ引廻し又た於し砂乱の如くう津む希二引廻し亭堅める
読み
右転(うてん)
 前の如く歩み行きて 相手手を上げる処を 両の手にて指を取り分け 左の方へ引き廻し 又 押し 砂乱れの如く 俯けに引き廻して堅める
参考
前の如く:四本目附入に戻ります。
附入
 如前歩ミ寄っ亭右の手二亭相手の胸を突阿於の希ニた於春也
読み
附入(つけいり)
 前の如く歩み寄って右の手にて相手の胸を突き仰のけに倒す也
前の如くですから、二本目砂乱迄戻ります。
砂乱
 相手坐し居る処へ我は立って歩ミ行使者捕の如く引た於さむとする相手た於禮之と春るを支ニ左の手二亭突たおし扨右足を相手の肩へ歩ミ込ミうつむけ二直しかたむる也
読み
砂乱(さみだれ)
 相手坐し居る処へ 我は立って歩み行き 使者捕の如く引き倒さんとする 相手倒れじとするを機に 左の手にて突き倒し 扨 右足を相手の肩へふみこみ俯けに直し固る也
参考
 使者捕の如く引た於さむとする:楽々坐したる時向の右の手を我が右之手二亭取り向の右の膝を足二亭踏我が脇へ引た於してかたむるなり
読み
使者捕(ししゃほ・ししゃとり)
 楽々対し坐したる時 向うの右の手を 我が右の手にて取り 向うの右の膝を足にて踏み 我が右脇へ引き倒して固るなり
読み解く

 「前の如く」は使者捕の四本目附入です「前の如く歩み寄って右の手にて相手の胸を突く・・・」

「砂乱」は使者捕の二本目砂乱「・・相手たおされじとするをきに左の手にて突きたおし扨右足を相手の肩へ歩み込みうつむけに直しかたむる也」

 相手座す処へスカスカと歩み寄り、右足を踏み込み右手で相手の胸を突かんと突き出す処、相手其の手を右手で受け留める。
 我は、其の相手の手を、両手で親指と他の四指と取り分けて握り込み、左に身を開いて引き廻し、相手倒されまいとする処を後ろに押し倒し、右足を相手の肩に踏み込み、こらえ様と踏ん張るのを右脇に引き廻して俯けにして堅める。
 右転が業名です。初めに左の方へ引き廻していますから、次には右へ引き廻す事を指しているのでしょう。

 相手に仕掛てみました、場合によっては相手が「やあ」と右手を上げる時とも考えられそうですが、さて相手は思う様に掴まれた右手に軽々といたぶられるかは、拍子次第とも云えそうです。
力任せでは動かす事は出来そうにありません。

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