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2017年7月30日 (日)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事3小具足6逆ノ剱

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
3)小具足
六本目逆ノ剱
逆ノ剱
 如前相手の手首を留多る時相手短刀を抜以て突んとするを膝を少し立弛し右の手二亭其突手を取り如前阿の希耳倒春也
読み
逆ノ剱(ぎゃくのつるぎ・ぎゃくのけん)
 前の如く相手の手首を留たる時 相手短刀を抜いて突かんとするを 膝を少し立て弛し
右の手にて其の突き手を取り 前の如く仰のけに倒す也
参考
「如前相手の手首を留多る時」の前は二本目剱當詰迄戻ります。「相手左の手二亭我可胸を取る我可左の手二亭其手首を取る」
「右の手二亭其突手を取り如前阿能希耳倒春」の前は五本目繰返でしょう。「相手短刀を抜亭打込を右の手二亭留其手を相手の額に押當阿能希ニねじ多を春」
読み解く
 神傳流秘書の文章は、省略が多くてこのように業毎の読み切りにすると厄介です。
前の如く(如前)が六本目逆ノ劔から五本目繰返、四本目瀧返、三本目先手と四回続きました、二本目劔當詰まで戻る事になります。

 前の如く相手の手首を留たる時は「相手左の手にて我が胸を取る我が左の手にて其手首を取る・・」ですから、相手が腰を上げ右足を踏み込んで左手で我が胸を取るのを我は即座に腰を上げ、右足を踏み込んで其の手首を取る。

 相手短刀を逆手に抜いて突こうとするのを、我は、右足を引き弛ずし右手で其の突き手を取り前の如くは前回の五本目繰返の「相手短刀を抜て打込を右の手にて留其手を相手の額に押當あおのけにねじたおす」でしょう。ここで業名の「逆ノ劔」に拘って相手は短刀を逆手に抜出し、突いて来るのでしょう。
相手の突き手を制して額に押し付け左手を引き左脇にあおのけにねじ倒す。

 「膝を少し立弛し」は右足を引いて膝を付け、左足を踏み込んで右脇にあおのけに倒すのも出来そうです。前の如くが二回もあって、省略しているのですが、此処はポイントだと示されて居る様な気のする処です。

 

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