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2017年8月

2017年8月31日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合11櫓落

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
十一本目櫓落
櫓落
 相懸り耳相手の胸を我可左の手二亭逆耳取右の手を又阿以へ送込ミ引か津き上扨如何様二も落すべし
 以上 十一
読み
櫓落(やぐらおとし)
 相懸りに 相手の胸を我が左の手にて逆に取り 右の手を股あいへ送り込み 引きかづき上げ 扨 如何様にも落とすべし
 以上 十一
読み解く
櫓落
 相懸りに近寄るや、相手の胸を我が左手で逆手に取って、体を沈み込んで、右の手を「又阿以へ(股あいへ)」は股間へ送り込み、引き担ぎ上げ、さて、いか様にも投げ落とすべき。

こんなところでしょう。

以上十一本で後立合は終わります。

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2017年8月30日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合11櫓落

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
十一本目櫓落
櫓落
 相懸り耳相手の胸を我可左の手二亭逆耳取右の手を又阿以へ送込ミ引か津き上扨如何様二も落すべし
 以上 十一
読み
櫓落(やぐらおとし)
 相懸りに 相手の胸を我が左の手にて逆に取り 右の手を股あいへ送り込み 引きかづき上げ 扨 如何様にも落とすべし
 以上 十一
 
 
 

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2017年8月29日 (火)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合10大殺

曽田本その1
1.神傳流秘書原を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
十本目大殺
大殺
 相手跡ゟ付来り組付処を一寸ひぢを張り直耳踏ミ志さり中耳入りたをす
読み
大殺(おおごろし、だいさつ)
 相手跡(後ろ)より付き来たり組付く処を 一寸肘を張り 直ぐに踏みしさり中に入り倒す
読み解く
 この業名は「大殺」読みは訓読みで「おおごろし」でしょう。現代風には音読みで「だいさつ」と読みたい処です。それにしても大げさな業名です。
 相手が後ろから来て、両手で組み付いて来る、即座に肘を一寸張って組付を緩めて後ろに下がり相手の中に入り其の儘押し倒す。倒す際に足を我が足で掬うとか、掛けるとかあるでしょうが、そこは状況次第でしょう。

 この業は、大小詰や大小立詰に似たように後ろから組み付かれる業があります。ここでは刀を差していない場合の攻防です。大小立詰の電光石火が最も近い業かもしれません。
「電光石化:前の如く後より来り組付を躰を下り相手の右の手をとり前に倒す」

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2017年8月28日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合10大殺

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
十本目大殺
大殺
 相手跡ゟ付来り組付処を一寸ひぢを張り直耳踏ミ志さり中耳入りたをす
読み
大殺(おおごろし、だいさつ)
 相手跡(後ろ)より付き来たり組付く処を 一寸肘を張り 直ぐに踏みしさり中に入り倒す

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2017年8月27日 (日)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合9浪返

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
九本目浪返
浪返
 相手我可たふさを取らんと手を出須を躰を下り弛し其侭相手の跡ゟ右の手を廻し左の手二亭相手の足の可ゞ美をさ(多?)具り横捨て須る也
読み
浪返(なみがえし)
 相手 我が髻(たぶさ)を取らんと手を出すを 体を下り弛し 其の侭相手の跡より右の手を廻し 左の手にて相手の足のかがみをたぐり横捨てにする也
読み解く
 此の業は、双方相対して立っての業でしょう。相手が我がたぶさ(髻、もとどり)を取ろうと手を伸ばして来るのを、体を沈めるや、相手の後に右手を廻し腰を取って、左手で相手の出足のかがみ(膝の後ろ)を手繰り寄せる様にして横捨てにする。

 「相手の足のかがみをたぐり横捨てにする」の「かがみをたぐり」は河野先生は「かがみをさぐり」とされましたが、此処は「多具利」の草書体ですから「たぐり」でしょう。
「たぐり」は手元へ引き寄せると解されますので、この浪返に相当すると思います。

河野先生の無双直伝英信流居合兵法叢書の読みの様に読めば「左具利=さぐり」ですが、この業は互に向き合って居る時、相手が髻に手を懸けようとするので、取られる前に体を沈めて相手の後の腰に右手を廻し、左手は探らなくとも相手の膝の後に手を懸ける事は出来るはずです。

 

 

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2017年8月26日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合9浪返

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
九本目浪返
浪返
 相手我可たふさを取らんと手を出須を躰を下り弛し其侭相手の跡ゟ右の手を廻し左の手二亭相手の足の可ゞ美をさ具り横捨て須る也
読み
浪返(なみがえし)
 相手 我が髻(たぶさ)を取らんと手を出すを 体を下り弛し 其の侭相手の跡より右の手を廻し 左の手にて相手の足のかがみを探り横捨てする也
 

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2017年8月25日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合8稲妻

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
八本目稲妻
稲妻
 合手両下手二組込頭を我可胸耳付来を我可左の手を小脇耳取り右足を踏ミ込ミ大腰の様二して左脇へ那介る又相手押可介類を直耳ひぢの可ゞ美上ゟ押たをすも有
読み
稲妻(いなづま)
 相手 両下手に組み込み 頭を我が胸に付け来るを 我が左の手を小脇に取り 右足を踏込み大腰の様にして左脇へ投げる 又 相手押し懸けるを直ぐに 肘のかがみ上より押し倒すも有り
*読み解く
 「合手」は相手でしょう。相手が両手で袴の帯下に組み込み、頭を我が胸に付けて来るのを、我は左手を相手の「小脇に取り」は相手の右腕に左手を上から脇に指し込み、右足を踏み込み相手を右腰に乗せ「大腰の様に」して左脇へ投げる。
 又、相手が両手で組み付き我が胸に頭を付けて押しかかって来る時、直ぐに相手の肘のかがみの上から両手を懸けて押し倒すのも有る。

「大腰」は現代の柔道の技にありますからその方法で応じてみました。

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2017年8月24日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合8稲妻

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
八本目稲妻
稲妻
 合手両下手二組込頭を我可胸耳付来を我可左の手を小脇耳取り右足を踏ミ込ミ大腰の様二して左脇へ那介る又相手押可介類を直耳ひぢの可ゞ美上ゟ押たをすも有
読み
稲妻(いなづま)
 相手 両下手に組み込み 頭を我が胸に付け来るを 我が左の手を小脇に取り 右足を踏込み大腰の様にして左脇へ投げる 又 相手押し懸けるを直ぐに 肘のかがみ上より押し倒すも有り

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2017年8月23日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合7回腕崩

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
七本目回腕崩
回腕崩
 如前組多る時相手左を突懸るを敵の左の拳を我可右之手二亭取り左の手を敵の脇つぼゟ廻し我可肩へ引伏セる
参考 「如前組多る時」
 前は六本目回腕捕
 楽々左二組・・・
読み
回腕崩(かいわんくずし)
 前の如く 組みたる時 相手左を突き懸けるを 敵の左の拳を我が右の手にて取り 左の手を敵の脇坪より廻し我が肩へ引き伏せる
読み解く
 「前の如く組たる時」は六本目回腕捕之事を言うのでしょう。
 「楽々左に組相手右を突懸る処・・」です。従ってここは、楽々左手で相手の胸を取って組む時、相手左手で突きかかって来る、その相手の左拳を我が右手で取り、我が左手を相手の左脇坪に下から廻し、体を入って我が左肩に引き伏せる。

 引き伏せた後の処理がありませんが、業名の通り「回腕崩」によって相手の体を我が左肩に引き伏せて崩してしまえば肘折りなど、如何様にも出来るでしょう。

 

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2017年8月22日 (火)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合7回腕崩

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
七本目回腕崩
回腕崩
 如前組多る時相手左を突懸るを敵の左の拳を我可右之手二亭取り左の手を敵の脇つぼゟ廻し我可肩へ引伏セる
参考 「如前組多る時」
 前は六本目回腕捕
 楽々左二組・・・
読み
回腕崩(かいわんくずし)
 前の如く 組みたる時 相手左を突き懸けるを 敵の左の拳を我が右の手にて取り 左の手を敵の脇坪より廻し我が肩へ引き伏せる
 
 
 

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2017年8月21日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合6回腕捕

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
六本目回腕捕
回腕捕
 楽々左二組相手右を突懸る処を支耳膝を突右脇へ多於す
読み
回腕捕(かいわんとり)
 楽々左に組み 相手右を突き懸かる処を機に 膝を着き 右脇へ倒す

読み解く
 回腕法といえば、書道の筆を持つ方法にそんなものがあるのですが、ここは和之事です。
「楽々左に組」の楽々はこの流の得意な言い回しです。実態は解りませんが文字通りに楽に肩の力を抜いて、組み合うのも柔らかくとしておきましょう。
 互いに、どのように組み合うかは、「左に組」とあるばかりです。左手で双方とも相手の胸を取り合うのでしょう。特に指定されていません。好きなように組んで見ることです。

 相手が右手にグット力をこめて突きかかって来るのを機に、我はスット沈み込んで右膝を着き、我が右脇に倒す。

 ここで業名の「回腕捕」を思い出して見ます。相手の突き懸って来る右手首を右手で取り、左手をその右手に回腕して膝をついて右脇に倒す。ややこしい事をつい思いつきますが、余計な事をしないでもよさそうです。

 
 

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2017年8月20日 (日)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合6回腕捕

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
六本目回腕捕
回腕捕
 楽々左二組相手右を突懸る処を支耳膝を突右脇へ多於す
読み
回腕捕(かいわんとり)
 楽々左に組み 相手右を突き懸かる処を機に 膝を着き 右脇へ倒す
 

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2017年8月19日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合5柱体

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
五本目柱体
柱体
 我ハ或ハ柱など耳添ふて居心持なり相手歩ミ来り両の手二亭我可胸を取り我可左の手二亭手首を取り相手のひぢの可ゞ美を右の手二亭下ゟ廻し亭取り我と一拍子耳左へねぢたをす也
読み
柱体(ちゅうたい)
 我は或は 柱などに添うている心持なり 相手歩み来たり両の手にて我が胸を取り 我が左の手にて手首を取り 相手の肘のかがみを右の手にて下より廻して取り 我と一拍子に左へねじたおす也
読み解く
 「我は或は」の書き出しはあまり見かけない気がしますが、柱など或は何かに添うようにして立っている心持でいる事というのでしょう。壁でもいいのでしょう。
 相手が歩み来たりて両手で我が胸を取るので我は左手で相手の手首を取り、相手のひじのかがみに右の手を下から廻しかけて取るや否や左へねじ倒す。

 相手が胸を取っても後ろに倒れたりすることはないような場取りです。下肢をしっかりさせて立ち、上体は緩やかにして、応じろとでもいうのでしょう。
 相手はどの様に両手で胸を取るのかが何も書かれていません。和服ですから右手で胸の辺り左衿を取り左手はその下か右衿でしょう。

 「我が左手にて(相手の)手首を取り」は相手の右手首を取り、「相手のひぢの可ゞ美を右の手二亭下ゟ廻し亭取り」でしょう。

 「我と一拍子耳左へねぢたをす」この表現を忠実にするには、相手が両手で胸を取り押す拍子に、我は相手を制し(相手退く・あるいはそのままの)その拍子に我も共に左へねじ倒せと言うのでしょう。

 

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2017年8月18日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合5柱体

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
五本目柱体
柱体
 我ハ或ハ柱など耳添ふて居心持なり相手歩ミ来り両の手二亭我可胸を取り我可左の手二亭手首を取り相手のひぢの可ゞ美を右の手二亭下ゟ廻し亭取り我と一拍子耳左へねぢたをす也
読み
柱体(ちゅうたい)
 我は或は 柱などに添うている心持なり 相手歩み来たり両の手にて我が胸を取り 我が左の手にて手首を取り 相手の肘のかがみを右の手にて下より廻して取り 我と一拍子に左へねじたおす也

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2017年8月17日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合4七里引

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
四本目七里引
七里引
 行合二我可手を取らんと手を出ス処を其手を此方ゟ取り指を折て我可躰を廻る遍し相手自らた於るゝ也
読み
七里引(しちりびき)
 行き合いに我が手を取らんと手を出す処を 其の手を此方より取り 指を折りて 我が体を廻るべし 相手自ら倒るゝ也
読み解く
 七里引は現代の合気道にもその名称があるようです。
ここでは、双方スカスカと歩み寄り行き合う時に、相手が我が手を取ろうと手を出して来る処、此方よりその手を取って、指を折り上げ、左廻りに体を開けば相手は勝手に倒れる。

この夏原流の七里引は特に関節を如何こうしろとは言っていません。自然体でゆるゆる応じろとでも言うようです。

 

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2017年8月16日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合4七里引

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
四本目七里引
七里引
 行合二我可手を取らんと手を出ス処を其手を此方ゟ取り指を折て我可躰を廻る遍し相手自らた於るゝ也
読み
七里引(しちりびき)
 行き合いに我が手を取らんと手を出す処を 其の手を此方より取り 指を折りて 我が体を廻るべし 相手自ら倒るゝ也
 
 

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2017年8月15日 (火)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合3屏風返

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
三本目屏風返
屏風返
 玉多れの通り耳取り来るを是は相手の後へ我可右足を踏込ミ我も共耳阿をの介耳そり後へた於す也

読み
屏風返(びょうぶかえし)
 玉たれ(立合の六本目玉簾(たますだれ)でしょう)の通りに取り来るを 是は相手の後ろへ我が右足を踏み込み 我も共に 仰のけに反り 後へ倒す也
参考 立合六本目玉簾
 相手我が左右之指を取り上へ折上類処を此方より其親指を尓きりを入っ亭相手の手を引もぢ指を肩二可希亭相手の左の手を前へ取り躰をぬ希亭引廻す
読み解く
 「玉たれ」は「たますだれ玉簾」の欠字でしょう。
 玉簾は夏原流和之事二番目の立合の六本目玉簾「相手我が左右の指を取り上へ折上る処を 此方より其親指をにぎり 躰を入って 相手の手を引もじ 指を肩にかけて相手の左の手を前へ取り躰をぬけて引廻す」。という業でした。

 相手に指を取られて上へ折り上げるならば、此方から相手の親指を握りこんで、相手の後ろに右足を踏み込み、諸共に相手を仰のけに後ろに反り倒す。相手が指を取る手を制してしまえば後は如何にかなるでしょう。
 
 玉簾のように相手は前から我が左右の指を取りに手を伸ばして来るので、取られる前に我は相手の後ろに右足を踏み込み、相手の肩を取って諸共に相手を仰のけに反り返って後ろに倒す。左右の指を取られる前に後ろに廻ってみました。

 屏風返の業名は、我も共に、ぱたんと屏風を閉じる様に密着して、相手を後に倒す様でしょう。

 

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2017年8月14日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合3屏風返

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合
三本目屏風返
屏風返
 玉多れの通り耳取り来るを是は相手の後へ我可右足を踏込ミ我も共耳阿をの介耳そり後へた於す也

読み
屏風返(びょうぶかえし)
 玉たれ(立合の六本目玉簾(たますだれ)でしょう)の通りに取り来るを 是は相手の後ろへ我が右足を踏み込み 我も共に 仰のけに反り 後へ倒す也
参考 立合六本目玉簾
 相手我が左右之指を取り上へ折上類処を此方より其親指を尓きり躰を入っ亭相手の手を引もぢ指を肩二可希亭相手の左の手を前へ取り躰をぬ希亭引廻す

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2017年8月13日 (日)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合2車返

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合 始終立合
二本目車返
車返
 行合耳我可右の手を相手の面耳打込す具耳躰を入って中に入り倒す也
読み
車返(くるまかえし・くるまがえし)
 行き合いに我が右の手を相手の面に打込み 直ぐに体を入って(行って ?)中に入り倒す也
読み解く
 業名は車返ですが、業はどうでしょう。双方スカスカと歩み寄り、行き合う時(すれ違う寸前)に我の方から相手の顔面に右手を打ち込み、直ぐに体を相手に附け入って中に入り倒す。

 「躰を入って中に入り倒す」の方法が記述されていません。相手の顔面に一当て打ち込んでいますから一瞬のけぞって気が遠くなる処を押し倒す。或は突き倒す。
 体を沈めて右手で顔面を、左手で相手の右足を取って仰のけに倒す。此処は幾つもの技が繰り出せそうです。
 それにしても、古伝は命を懸けた攻防を伝えて来るので、現代居合における雰囲気とは雲泥の差です。何しろ相手の仕掛けに応じるのが現代居合です。この業も、行き違う寸前に相手の害意を察したと解すれば良いのでしょうが、少々手前勝手な理屈です。

参考
 夏原流和之事2項目立合二本目無想(2017年5月27,28日)
 行合二相手の足を取り送り右の手二亭膝を押の希てた於春  

読み
 行合に相手の足を取り送り右の手にて膝を押のけてたおす

 業名は「無想」何も思わずにと云うのでしょう。「行合」ですから、双方立って行き合う、所謂歩み寄る時、ふっと身を屈め左手で相手の右足を取って引き上げるようにして送り込み、右手で左足の膝を押し除ける様に引き込み後ろに倒す。
 此の、無想も我から一方的に仕掛けています。或は当然敵であると認識して双方殺気を漲らせて行き合うのでしょう。 

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2017年8月12日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合2車返

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合 始終立合
二本目車返
車返
 行合耳我可右の手を相手の面耳打込す具耳躰を入って中に入り倒す也
読み
車返(くるまかえし・くるまがえし)
 行き合いに我が右の手を相手の面に打込み 直ぐに体を入って中に入り倒す也
 

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2017年8月11日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合1上留

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合 始終立合也
一本目上留
支剱の通り取って手を折を以やとすくばる支耳手を抜上介押付ヶ亭引廻し倒す
読み(うえどめ・うわとめ)
支剱の通り 取って手を折るを いやとすくばる機に 手を抜上げ押し付けて 引き廻し倒す
参考 「支剱の通り取って手を折を」
 夏原流和之事の2項目立合(皆相掛)の四本目支剱(2017年7月1日・2日)
支剱
 相手我の胸を左の手二亭取る我可右の手二亭其手首を取り相手右の手二亭打込を我か左の手二亭請留右の手を相手のひぢの可ゞ美二外より懸向へ折常の稽古二ハ引廻した於春

読み
支剱(しけん)
 相手我の胸を左の手にて取る わが右の手にて其の手首を取り 相手右の手にて打込むを我が左の手にて請け留め 右の手を相手の肘の屈みに外より懸け向うへ折る 常の稽古には引き廻し倒す
読み解く
 夏原流和之事の4項目は後立合の業名で、どの業も「始終立合」と言って立っての攻防です。
 夏原流の2項目に立合(皆相掛)が有りました。此の「後立合」の業シリーズは、立合の後の立合、いわゆる続立合と云う意味の様です。

 支劔の通り、相手我が胸を左の手にて取る、我が右の手にて其手首を取り、手首を折る様にすると、相手いやとすくむ様にする、其の機を捉えて相手の手を抜き上げて相手の顔に押し付け左脇に引き廻し倒す。
 「いやとすくばる」いやと身をちじめる、いやとすくむ、などと同意義であろうと思います。
 「手を抜上げ押付け」は、我が手を緩めては相手に其の機に乗ぜられそうです。相手の左手首を持ったまま下又は上に折れば相手が「いやとすくばる」様に我が胸から左手を離して引こうとするその機に顔面に押しつけてみました。

古伝の文言が抜けていて、動作が解らない処はあれやこれやと自分で研究しろと云って居ると思えばいいのでしょう。
 一人演武の空間刀法の居合稽古では得られない、相手との攻防での相手の動きと我の態勢、心と体の一致などの処を夏原流和之事は教えてくれています。

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2017年8月10日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合1上留

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
4)後立合 始終立合也
一本目上留
支剱の通り取って手を折を以やとすくばる支耳手を抜上介押付ヶ亭引廻し倒す
読み
支剱の通り 取って手を折るを いやとすくばる機に 手を抜上げ押し付けて 引き廻し倒す
参考 「支剱の通り取って手を折を」
 夏原流和之事の2項目立合(皆相掛)の四本目支剱(2017年7月1日・2日)
支剱
 相手我の胸を左の手二亭取る我可右の手二亭其手首を取り相手右の手二亭打込を我か左の手二亭請留右の手を相手のひぢの可ゞ美二外より懸向へ折常の稽古二ハ引廻した於春

読み
支剱(しけん)
 相手我の胸を左の手にて取る わが右の手にて其の手首を取り 相手右の手にて打込むを我が左の手にて請け留め 右の手を相手の肘の屈みに外より懸け向うへ折る 常の稽古には引き廻し倒す

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2017年8月 9日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事3小具足11影切掛

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
3)小具足
十一本目影切掛
影ノ切掛
 是は相手我後ゟ歩ミ来り我可髻を取り短刀を抜亭打込むを其侭後へ向位の弛の如く右之手二亭出会を留中耳入りたを春
以上十一
読み
影ノ切掛(かげのきりかかり)
 是は相手我が後ろより歩み来たり 我が髻を取り 短刀を抜きて打込むを 其の侭後ろへ向き位の弛の如く 右の手にて出合いを留め中に入り倒す
以上十一
参考 小具足八本目位ノ弛
 ・・相手後より手を廻した婦さを取て押伏せむとするを支耳其手を前へ押者川し堅る
 ・・相手後ろより手を廻し たぶさを取りて押し伏せんとするを機に 其の手を前へ押し外し堅める
読み解く
 この業名の影ノ切掛は、かげのきりかかりでしょうか。読みがわかりません。神傳流秘書松原流和之事小具足割十本目浦ノ波では「影の切懸」で「掛」が「懸」となっています。
河野先生の無双直伝英信流居合兵法叢書では「影之切掛」とあります。

 我は八文字に座す処、相手後ろよりスカスカと歩み来たり、腰を屈め我が髻を取り短刀を抜いて上から打ち込んで来るのを、座したまま後ろへ振り向き、相手の打ち込みを右手で受け留めさらに相手に付け入って左手で相手の右肘を取り右脇に引き倒す。

「短刀を抜て打込むを其儘後へ向位の弛の如く右の手にて出合を留」の其儘後へは、後ろへ振り向き「位の弛」のように受け留めるとしてみました。
「位ノ弛」は小具足の八本目にある業で、相手が前から我が胸を左手で取ってくるのを、我も左手でその手を取る、相手立ち上がって短刀を抜いて打ち下ろしてくるので、我が右手で突き上げるようにその右手に打ち込み留めています。

 前向き後ろ向きの違いがありますが、打ち込みを留める処が「・・如く」なのでしょう。

 以上十一本で小具足は終ります。

 小具足は「両方足を爪立左の膝を付き右之膝を浮けて折る八文字に坐す」ですから、是は現在で云う立膝の座仕方、居合膝の座仕方でしょう。

 敵は短刀を抜いて打込む程の近間での攻防です。相対する間合いは体軸で120cm4尺位でしょう。膝と膝で2尺でしょう。
 起こりを見せない様にするにはもっと近い膝と膝で1尺位の間を取る方が良いのでしょうが、人は互にどこまで膝詰め出来るでしょうか。
敵と意識すれば膝詰めは2尺がせいぜいでしょう、激論の末膝がぶつかる程の事も有かな・・など互にやって見ると良いかも知れません。

 此処での短刀は現代の刀の分類と同様かどうかは解りません。刃渡り1尺未満の短刀攻防と思われますが確証は有りません。刃渡り1尺から1尺5寸未満のものまではこの手附でやって見るのも良いだろうと思いますが、1尺5寸から2尺未満のものでは打太刀の動作は違うと思います。

 参考に小具足の一本目は短刀、二本目は小太刀、三本目は短刀、四本目不明、五本目短刀、六本目は短刀、七本目は立合の支剱に同じで不明、八本目は短刀、九本目は不明、十本目は不明、十一本目は短刀です。二本目小太刀ですが短刀で良いでしょう。不明の所は短刀を抜く前に勝負がついていますのでこれも短刀で良いでしょう。

短刀と小太刀の違いは、現代の刀剣の区分に至るまでの変遷が有るもので、あえて取り上げません。扱いやすく稽古しやすい長さのものを見出すのも業のうちでしょう。

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2017年8月 8日 (火)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事3小具足11影切掛

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
3)小具足
十一本目影切掛
影切掛
 是は相手我後ゟ歩ミ来り我可髻を取り短刀を抜亭打込むを其侭後へ向位の弛の如く右之手二亭出会を留中耳入りたを春
以上十一
影切掛(かげきりかかり)
 是は相手我が後ろより歩み来たり 我が髻を取り 短刀を抜きて打込むを 其の侭後ろへ向き位の弛の如く 右の手にて出合いを留め中に入り倒す
参考 小具足八本目位ノ弛
 ・・相手後より手を廻した婦さを取て押伏せむとするを支耳其手を前へ押者川し堅る
 ・・相手後ろより手を廻し たぶさを取りて押し伏せんとするを機に 其の手を前へ押し外し堅める
 

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2017年8月 7日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事3小具足10靭付

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
3)小具足
十本目靭付
靭付(ウツボ、矢入レ 曽田メモ)
 相手我右脇ゟ歩来り我可帯を取打込んとす類をす具耳相手の膝と足と耳手を掛押倒す
読み
靭付(うつぼつき)
 相手 我が右脇より歩み来たり 我が帯を取り 打ち込まんとするを 直ぐに相手の膝と足とに手を掛け押倒す
 「靭」とは矢入と有りますが、これではなめし革を意味します。これは「靫」の漢字で差し込むの意味の矢入れの「うつぼ」でしょう。(藤堂明保編学研漢和辞典)
 靭は靫の誤用と広辞苑も記述しています。

読み解く
 靭付は、靫附(付)(うつぼつき)でしょう。「我が帯に手を差し込み取る」で業名と何となくしっくっり来ます。
 
 我は八文字に座すところ、相手右脇よりスカスカと歩み来たり、腰を屈めて我が帯に左手を差し込み取り、右手で短刀を抜いて打ち込まんとする。
 我は即座に、相手の中腰になった右膝に右手を掛けて押し、その足首に左手を掛けて手前に引いて倒す。
 

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2017年8月 6日 (日)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事3小具足10靭付

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
3)小具足
十本目靭付
靭付(ウツボ、矢入レ 曽田メモ)
 相手我右脇ゟ歩来り我可帯を取打込んとす類をす具耳相手の膝と足と耳手を掛押倒す
読み
靭付(うつぼつき)
 相手 我が右脇より歩み来たり 我が帯を取り 打ち込まんとするを 直ぐに相手の膝と足とに手を掛け押倒す
「靭」とは矢入と有りますが、これではなめし革を意味します。これは「靫」の漢字で差し込むの意味の矢入れの「うつぼ」でしょう。(藤堂明保編学研漢和辞典)
靭は靫の誤用と広辞苑も記述しています。

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2017年8月 5日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事3小具足9髻附

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
3、夏原流和之事
9)小具足
九本目髻附
髻附(ケイ、モトドリ、タブサ 曽田メモ)
 此事ハ亦常の通り坐して居時相手後より手を廻した婦さを取て押伏セむとするを支耳其手を前へ押者川し堅る
*読み
髻附(もとどりつき、たぶさつき)
 此の事は亦 常の通り坐して居る時 相手後ろより手を廻し 髻(たぶさ)を取りて 押し伏せんとするを機に 其の手を前へ押し外し堅める
読み解く
この業は、八文字に対座している時、相手がせり出してきて我が後ろに両手を廻し髻(たぶさ)を取り押し伏せようとされたので、掴まれた相手の手を掴んで「押しはづし」押し返すようにはずして前にかためる。

 髻はたぶさ、もとどりの読みで良いのでしょう。この文面からは、相手はどこに座していたのか、「常の通り座して居時」ですから対座でしょう。ここまでの八本がすべて対座していますからその様に解する方が自然でしょう。

 髻を取らせてしまったのは不覚ですが、相手もそれとなくスッと髻を取るのでしょう。いや、我から髻を取らせる様にしたのでしょう。
「押伏せむとするをきに」の「き」をとらえられなければ押伏せられてしまいます。髻の無い現代では此の業は替え業を考えてみるのも面白い様です。

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2017年8月 4日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事3小具足9髻附

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
3、夏原流和之事
9)小具足
九本目髻附
髻附(ケイ、モトドリ、タブサ 曽田メモ)
 此事ハ亦常の通り坐して居時相手後より手を廻した婦さを取て押伏セむとするを支耳其手を前へ押者川し堅る
*読み
髻附(もとどりつき、たぶさつき)
 此の事は亦 常の通り坐して居る時 相手後ろより手を廻し 髻(たぶさ)を取りて 押し伏せんとするを機に 其の手を前へ押し外し堅める
 

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2017年8月 3日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事3小具足8位ノ弛

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
3)小具足
八本目位ノ弛
位ノ弛
 相手胸を取るを左の手二亭取り合手立上り短刀を抜て打込を我右の手二亭打込ミ留躰を入って中耳入り倒す
読み
位ノ弛(くらいのゆるみ・くらいのはずし?)
 相手胸を取るを 左の手にて取り 相手立ち上がり短刀を抜いて打込むを 右の手にて打込み留め 体を入って中に入り倒す
読み解く
 この業名の読みですが「くらいのはずし」と「弛」を「はずし」と読ませている様ですが、シ・チ「弛」の意味はゆるむ・ゆるめる。ぴんと張った弓がだらりとながく伸びることをあらわす会意兼形声文字で古訓では「ユミハツス・ハツス・ハツル・ユルフです。(藤堂明保偏 学研漢和辞典)
 この「位ノ弛」の業では、「はずし」は「外し」とも違う様です。
*
 互いに八文字に座す処、相手腰を上げ右足を踏み出し、左の手で我が胸を取る。我は即座に腰を上げ右足を踏み出し、相手の左手首を左の手で取る。
 相手立ち上がり短刀を抜いて我が頭上に打ち込んで来るのを、我は下から右手で相手の右手首を打ち留め、体を相手に付け入って押し倒す。

 相手が立ち上がり短刀を打ち込む際、我は低く相手に附け入って右手で叩き留める。さらに体を沈めて付け入って倒す・・相手が立ち上がっても中腰に座したまま短刀を打ち下ろす相手の右手首に我が右手を突き上げて留める。そのまま付け入って倒す。
 「相手立上り短刀を抜て打込むを我右の手にて打込み留」の文言の通りの打ち込みは相手の動作にどの様に応じるかは稽古次第でしょう。

 

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2017年8月 2日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事3小具足8位ノ弛

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
3)小具足
八本目位ノ弛
位ノ弛
 相手胸を取るを左の手二亭取り合手立上り短刀を抜て打込を我右の手二亭打込ミ留躰を入って中耳入り倒す
読み
位ノ弛(くらいのゆるみ・くらいのはずし?)
 相手胸を取るを 左の手にて取り 相手立ち上がり短刀を抜いて打込むを 右の手にて打込み留め 体を入って中に入り倒す
 
 

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2017年8月 1日 (火)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事3小具足7逆ノ折

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
3)小具足
七本目逆ノ折
逆ノ折
 此事ハ立合の支剱の事耳同し坐して居る違ひ計也
読み
逆ノ折(ぎゃくのおり)
 此の事は立合の支剱の事に同じ坐して居る違い計り也
参考 立合の四本目支剱
 相手我の胸を左の手二亭取る我可右の手二亭其手首を取り相手右の手二亭打込を我か左の手二亭請留右の手を相手のひぢの可ゞ美二外より懸向へ折常の稽古二ハ引廻した於春
読み
支剱(しけん)
 相手我の胸を左の手にて取る わが右の手にて其の手首を取り 相手右の手にて打込むを我が左の手にて請け留め 右の手を相手の肘の屈みに外より懸け向うへ折る 常の稽古には引き廻し倒す
読み解く
 立合の支剱は立業ですから、逆ノ折は坐して行います。
 相手がわが胸を左手で取る(つかむ)、我は右手でわが胸を掴んでいる相手の左手首を取る。相手は右拳で打ち込んで来るので我は左手で其れを請け止め、右手を相手の肘のかがみに外側から巻き懸けて相手の肘を折る。普段の稽古では引き廻して倒す。

 「相手のひぢの可ゞ美二外より懸向へ折」ですが、我が左手は相手の打ち込む右手を請け止めて制し、右手は相手の左手首を取っています。その右手を放し相手の右手の肘のかがみに外より懸け肘折りする。
 又は、我が右手は相手の左手首を持ったまま相手の右肘のかがみに懸ける事も相手次第で可能です。
いずれも、骨折させてしまいそうです。

 常の稽古では、相手の左右の手を取った状態で左廻りに引き倒すでしょう。

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