« 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合1上留 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合2車返 »

2017年8月11日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合1上留

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合 始終立合也
一本目上留
支剱の通り取って手を折を以やとすくばる支耳手を抜上介押付ヶ亭引廻し倒す
読み(うえどめ・うわとめ)
支剱の通り 取って手を折るを いやとすくばる機に 手を抜上げ押し付けて 引き廻し倒す
参考 「支剱の通り取って手を折を」
 夏原流和之事の2項目立合(皆相掛)の四本目支剱(2017年7月1日・2日)
支剱
 相手我の胸を左の手二亭取る我可右の手二亭其手首を取り相手右の手二亭打込を我か左の手二亭請留右の手を相手のひぢの可ゞ美二外より懸向へ折常の稽古二ハ引廻した於春

読み
支剱(しけん)
 相手我の胸を左の手にて取る わが右の手にて其の手首を取り 相手右の手にて打込むを我が左の手にて請け留め 右の手を相手の肘の屈みに外より懸け向うへ折る 常の稽古には引き廻し倒す
読み解く
 夏原流和之事の4項目は後立合の業名で、どの業も「始終立合」と言って立っての攻防です。
 夏原流の2項目に立合(皆相掛)が有りました。此の「後立合」の業シリーズは、立合の後の立合、いわゆる続立合と云う意味の様です。

 支劔の通り、相手我が胸を左の手にて取る、我が右の手にて其手首を取り、手首を折る様にすると、相手いやとすくむ様にする、其の機を捉えて相手の手を抜き上げて相手の顔に押し付け左脇に引き廻し倒す。
 「いやとすくばる」いやと身をちじめる、いやとすくむ、などと同意義であろうと思います。
 「手を抜上げ押付け」は、我が手を緩めては相手に其の機に乗ぜられそうです。相手の左手首を持ったまま下又は上に折れば相手が「いやとすくばる」様に我が胸から左手を離して引こうとするその機に顔面に押しつけてみました。

古伝の文言が抜けていて、動作が解らない処はあれやこれやと自分で研究しろと云って居ると思えばいいのでしょう。
 一人演武の空間刀法の居合稽古では得られない、相手との攻防での相手の動きと我の態勢、心と体の一致などの処を夏原流和之事は教えてくれています。

|

« 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合1上留 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合2車返 »

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合1上留 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事4後立合2車返 »