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2017年8月19日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事4後立合5柱体

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
4)後立合
五本目柱体
柱体
 我ハ或ハ柱など耳添ふて居心持なり相手歩ミ来り両の手二亭我可胸を取り我可左の手二亭手首を取り相手のひぢの可ゞ美を右の手二亭下ゟ廻し亭取り我と一拍子耳左へねぢたをす也
読み
柱体(ちゅうたい)
 我は或は 柱などに添うている心持なり 相手歩み来たり両の手にて我が胸を取り 我が左の手にて手首を取り 相手の肘のかがみを右の手にて下より廻して取り 我と一拍子に左へねじたおす也
読み解く
 「我は或は」の書き出しはあまり見かけない気がしますが、柱など或は何かに添うようにして立っている心持でいる事というのでしょう。壁でもいいのでしょう。
 相手が歩み来たりて両手で我が胸を取るので我は左手で相手の手首を取り、相手のひじのかがみに右の手を下から廻しかけて取るや否や左へねじ倒す。

 相手が胸を取っても後ろに倒れたりすることはないような場取りです。下肢をしっかりさせて立ち、上体は緩やかにして、応じろとでもいうのでしょう。
 相手はどの様に両手で胸を取るのかが何も書かれていません。和服ですから右手で胸の辺り左衿を取り左手はその下か右衿でしょう。

 「我が左手にて(相手の)手首を取り」は相手の右手首を取り、「相手のひぢの可ゞ美を右の手二亭下ゟ廻し亭取り」でしょう。

 「我と一拍子耳左へねぢたをす」この表現を忠実にするには、相手が両手で胸を取り押す拍子に、我は相手を制し(相手退く・あるいはそのままの)その拍子に我も共に左へねじ倒せと言うのでしょう。

 

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