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2017年8月 3日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事3小具足8位ノ弛

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
3)小具足
八本目位ノ弛
位ノ弛
 相手胸を取るを左の手二亭取り合手立上り短刀を抜て打込を我右の手二亭打込ミ留躰を入って中耳入り倒す
読み
位ノ弛(くらいのゆるみ・くらいのはずし?)
 相手胸を取るを 左の手にて取り 相手立ち上がり短刀を抜いて打込むを 右の手にて打込み留め 体を入って中に入り倒す
読み解く
 この業名の読みですが「くらいのはずし」と「弛」を「はずし」と読ませている様ですが、シ・チ「弛」の意味はゆるむ・ゆるめる。ぴんと張った弓がだらりとながく伸びることをあらわす会意兼形声文字で古訓では「ユミハツス・ハツス・ハツル・ユルフです。(藤堂明保偏 学研漢和辞典)
 この「位ノ弛」の業では、「はずし」は「外し」とも違う様です。
*
 互いに八文字に座す処、相手腰を上げ右足を踏み出し、左の手で我が胸を取る。我は即座に腰を上げ右足を踏み出し、相手の左手首を左の手で取る。
 相手立ち上がり短刀を抜いて我が頭上に打ち込んで来るのを、我は下から右手で相手の右手首を打ち留め、体を相手に付け入って押し倒す。

 相手が立ち上がり短刀を打ち込む際、我は低く相手に附け入って右手で叩き留める。さらに体を沈めて付け入って倒す・・相手が立ち上がっても中腰に座したまま短刀を打ち下ろす相手の右手首に我が右手を突き上げて留める。そのまま付け入って倒す。
 「相手立上り短刀を抜て打込むを我右の手にて打込み留」の文言の通りの打ち込みは相手の動作にどの様に応じるかは稽古次第でしょう。

 

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