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2017年9月 2日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事5小具足割1弛

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
5)小具足割
一本目弛
小具足割 八文字二坐ス
一本目弛
 呪巻の介んを胸耳押あ當てる時耳ひぢと手首を打拂ふ相手避て上へ取り又打込を右の手二亭留引た於す也
読み
 弛(ゆるみ・はずし)
 呪巻の剱(短刀)を胸に押し当てる時に 肘と手首を打ち払う 相手避けて上へ取り 又 打ち込むを右の手にて留め 引き倒す
*参考 小具足の一本目呪巻
 相手左の手二亭胸を取る右之手二亭短刀を抜胸二押當テたる時我左右之手二亭相手の両のひぢを打もぎす具耳相手の右之手首を取て一方の手を比ぢ耳懸てう津む希耳引伏セ堅める
読み
呪巻(のろいまき)
 相手左の手にて胸を取る 右の手にて短刀を抜き胸に当てたる時 我左右の手にて相手の両の肘を打ち捥ぎ 直ぐに相手の右の手首を取って一方の手を肘に懸けて 俯けに引き伏せ堅める
読み解く
 夏原流和之事の五番めは小具足割です。
 これは八文字に坐す、とありますから前の小具足と同様に「両方足を爪立左の膝を付き右の膝を浮けて折る八文字に坐す」でしょう。この小具足割の「割」の意味はおいおい理解できるでしょう。
「呪巻の・・」は小具足の一本目呪巻のことで「相手左の手にて胸を取る右の手にて短刀を抜胸に押當てたる時我左右の手にて両のひじのを打もぎすぐに相手の右の手首を取て一方の手をひじに懸てうつむけに引伏せ堅める」の業です。

この業名「弛」は「ゆるみ」と読むのですが神傳流秘書では曽田先生は「はずし」と読ませています。
 相手、左の手で我が胸を取り、右手で短刀を抜き我が胸に押當て来る時、我は左右の手で相手の左肘と右手首を打ち払う。相手それを上に弛し、又打ち込んで来るのを右手で相手の右手首を留め左手を相手の肘のかがみに取り右脇に引き倒す。

ここでは、小具足の呪巻で応じた処、相手に躱され、再び責められた処を仕留める技となっています。

 

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