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2017年9月14日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事5小具足割7勝句廻

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
5)小具足割
七本目勝句廻
勝句廻
 立合くる時相手左の手二亭我可胸を取り我可右の手二亭其の手首を取る相手右の手二亭打込む我可左の手二亭受留我可右の手を相手の脇下ゟ送込ミ躰も共二廻りたをす也
読み
勝句廻(かちくまわり・しょうくまわり・しょうこうまわり?)
 立合い来る時 相手左の手にて我が胸を取り 我が右の手にて其の手首を取る 相手右の手にて打込む 我が左の手にて受け留め 我が右の手を相手の脇の下より送り込み 体も共に廻り倒す
読み解く
 業名の「勝句廻」はどの様に読めばいいのでしょう。かちくまわり、しょうくまわり何れもピンと来ませんがご存知の方はご教授ください。
 「句」の文字が俳句や和歌に通ずる意味合いを持つかもしれません。この神傳流秘書の書かれた頃江戸では雑俳句として川柳が流行、「川柳評勝句」が出されています。一万句程の応募があって其の中から高得点の句を「勝句」と云って刷り物にして配って盛行だったそうです。小具足割りとの意味合いは知りません。

 小具足割の「八文字に坐す」は五本目までで後の五本は相掛です。
相掛かりに行合い、相手が我が胸を左手で取ってくるので、右手で相手の左手首を取る。
 相手は透かさず右手で打ち込んでくるので左手で受け留め、右手を相手の左手から放すや左脇の下に送り込み付け入って左へ廻り我と共に倒す。

 「相手右の手にて打込む」は、ここでは素手で打ち込むのでしょう。打ち込むですから上から顔面に打ち込むのか、突き込むとは言っていませんが何れでも応じるのでしょう。短刀を抜いて打ち込まれる事も有ると思う処です。

 

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