« 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事5小具足割9逆ノ返 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事5小具足割10浦ノ波 »

2017年9月18日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事5小具足割9逆ノ返

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
5)小具足割
九本目逆ノ返
逆ノ返
 う川保付の通り耳腰を取ッ亭打を右の手二亭受留左の手二亭合手の足を逆手二取り躰を□ふて阿をの介耳倒す也
読み
逆ノ返(ぎゃくのかえし)
 うつぼ付(靭付)の通りに腰を取って打つを 右の手にて受け留め 左の手にて相手の足を逆手に取り 体を□ふて仰のけに倒す也
「躰を□ふて阿をの介耳倒す也(体を□ふて仰のけに倒す也)」の「□ふて」は誤記かも知れません。河野百錬先生の「無双直伝英信流兵法叢書では「体を込みて仰向に倒す也」です。
参考 小具足の十本目靭付
靭付(ウツボ、矢入レ 曽田メモ)
 相手我右脇ゟ歩来り我可帯を取打込んとす類をす具耳相手の膝と足と耳手を掛押倒す
読み
靭付(うつぼつき)
 相手 我が右脇より歩み来たり 我が帯を取り 打ち込まんとするを 直ぐに相手の膝と足とに手を掛け押倒す
靭は靫の誤記でしょう。原本のままにしておきます。
読み解く
 「うつぼ付」は小具足の十本目靭付(うつぼつき)、靭は矢入れの事と曽田メモがあります。
 この靭付は我は八文字に坐して居る処へ、相手が右脇から近寄ってきて、矢庭に帯を取って、右手に短刀を握って打ち込まんとするので、直ぐに相手の膝に手を掛け、右手で相手の足首に手を懸けて引き押し倒しました。

 今度の「逆ノ返」は、靭付のように帯を取って右手で打ち込んでくるので、右手で相手の手首を受け留め、左手で相手の足を逆手に取って体を付け入って仰のけに倒す。

 「躰を□ふて仰のけに倒す」の□の文字は判読不能です。河野先生は無双直伝英信流居合兵法叢書では「体を込て仰向に倒す」とされていますが、「躰を□ふてあおのけに倒す」なので□を特定出来ません。

 動作としては、右手で相手の打ち込みを受けているのですから、左手は相手の右足を逆手で手前に払って仰のけに倒す、としてみました。

|

« 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事5小具足割9逆ノ返 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事5小具足割10浦ノ波 »

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事5小具足割9逆ノ返 | トップページ | 曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事5小具足割10浦ノ波 »