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2017年9月28日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事6本手之移4變ノ弛

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
6)本手之移
四本目變ノ弛
變ノ弛
 付入りの業二亭突倒さんとす類を躰を開き後へ送る也
読み
變ノ弛(へんのはずし)
 付入りの業にて 突き倒さんとするを体を開き後へ送る也
参考 夏原流和之事捕手和之事四本目附入
 如前歩ミ寄っ亭右の手二て相手の胸を突阿保の希にた於春也
読み
 前の如く歩み寄って 右の手にて相手の胸を突き 仰のけに倒す也
読み解く
 この「變ノ弛」の読み方は、曽田先生は「へんのはずし」とメモを添えています。この神傳流秘書にある「弛」の漢字の読みは「はずし」と読ませています。「はずし」は「外し」で「弛」は「ゆるみ」ですが、弓の弦を「はづす」から、張っていた力が抜ける、だれるから古訓では「はずし」と読ませるのでしょう。

 「前の如く」は三本目「弓返」で「相手坐処へ前の如く歩み寄って左の手にて相手の左の手を取り右の手にて相手の小太刀の柄を取て・・・・」

 弓返にも「前の如く」ですから、二本目砂乱れに戻ります。
相手坐し居る処へ我は立って歩み行使者捕の如く引きたおさむとする・・

 砂乱にも「前の如く」ですから、一本目使者捕まで戻ります。「楽々対し坐したる時向の右の手を我が右の手にて取り向の右の膝を足にて踏み我が右脇へ引たおしてかたむる也」

 どうやら、始動が見えてきました。古伝の省略した「前の如く」の部分は素直に戻れば展開が見えていいものです。

 楽々相対して座す時、相手が立ち上がって歩み寄り、我が胸を右手で突いて突き倒そうとするを機に体を左に躱して開き相手の右手を外して我が体の後ろへ送り引き倒す。

 相手の流れる右手を我は右手で取って引き倒すとも、何とも書かれていません。古伝はおおらかです、思う様にやって見るのが良さそうです。

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