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2017年11月 5日 (日)

曽田本その1の2英信流目録読み解く1居合棒立合之巻2棒合五ツ2請込ミ

曽田本その1
2.英信流目録読み解く
居合棒太刀合之巻
 兼 大森流居合 小太刀之位
2、棒合五ツ
 
三本目請込ミ
 亦上より打所を両手尓て棒の両端をとり十文字二請下タ下タと張ル也仕廻盤右尓て請ル也
読み
 三本目請込ミ(さんぼんめうけこみ)
 亦 上より打つ所を 両手にて棒の両端をとり 十文字に請け 下 下と張る也 しまいは右にて請ける也
読み解く


 「亦上より打処・・」今度は位に考えておきます。

 棒合ですから双方棒を持って、右足を少し出して右手で棒の中程を持ち、左手で棒の端を持ち、相手の左目につけて構えて立ち合う。
 相手棒を振冠り上から頭を打って来るので、我は右手を棒の上の端に摺り込み右足を踏み込み棒の両端を持って顔前頭上にて相手の打ち込みを請ける。
 相手退かんとする所、左足を踏込み左手を棒の中に摺り戻し相手の右膝を打つ、相手右足を引き棒で受け外すところ、直ぐに右手を後ろに引き左手を棒の端に摺り込み右手を棒の中に取るや右足を踏み込んで相手の左足を打つ、相手左足を引き棒で請け外す。同様に下、下と張り終いは右で相手の打ちを張り請け詰める。

古伝神傳流秘書の棒合
四本目請込

請込
 打ッ亭懸るを中二て請下二亭合せ一方尓て張尤立合請込ハ一ツに続ヶ遣ふ扨一方を廻し掛て勝
読み
請込(うけこみ)
 打って懸かるを中にて請け 下にて合せ 一方にて張る 尤も 立合と請込は一つに続けて遣う 扨一方を廻し掛けて勝つ

読み解く
 坂橋流の棒合の三本目は「請込」です。鞘木刀を使った仕組(組太刀)の太刀打之位で4本目に「請入」という業がありました。曽田先生のメモ書きに「請込共云う」、とあります。
 此の組太刀は大江先生に依る英信流居合之型の三本目独妙剣です。この棒の動作とは業名のみ同じで関連性は無さそうです。

 「尤立合請込ハ一ツに続ケ遣ふ(尤も 立合と請込は一つに続けて遣う)とされています。と云う事は二本目の立合で相手の棒を左に巻き捨てて棒の先を相手に詰めて勝のですが、相手、棒を振り上げて遣方の真向に右足を踏み込んで打ち懸けて来るのを、「中にて請」ですから遣方、左足、右足と追い足で退り、両手で頭上に一文字に請ける。

 相手、更に棒を振り上げ右足に打込んで来る、「下にて合せ」ですから、遣方左足を右足に踏み替下で合わせる。
 「一方にて張」は同方向にと読めるのですが右足を引いてしまいましたから「もう一方にて張り」として、更に左足に打ち込んで来るのを、右足を踏み替え同時に棒の先を左手に摺り込み、右手を棒中にして右上から、相手棒を張りこみ左足を踏み込み相手棒を左に廻し掛けて相手右面に打込み勝。

 古流剣術の切先の方向と、左右の足捌きの有り様を参考にし、踏み替え足を基準にして見ました。

 業名の請込から相手の攻撃を請けつつ勝ち口を得る様にしました。十文字請けして右下で合せ、即座に攻撃に出て相手の出足に張りこんで相手が合せるや、廻し掛けして面に勝も有でしょう。

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