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2017年11月 3日 (金)

曽田本その1の2英信流目録読み解く1居合棒太刀合之巻2棒合五ツ2立合

曽田本その1
2.英信流目録読み解く
居合棒太刀合之巻
 兼 大森流居合 小太刀之位
2、棒合五ツ
 
二本目立合

 是盤楽々左の手尓て棒の中を持チ近ク立合也楽々右手尓て棒の上の者之を逆手尓取り右の足を跡へ一足引キ逆様尓合セ亦楽々右の手を上ェあげ下タを合セ巻き捨ルなり
読み
 是は 楽々左の手にて棒の中を持ち近く立合う也 右手にて棒の上の端を逆手に取り 右の足を跡へ一足引き逆様に合わせ 亦楽々右の手を上へ上げ下を合せ巻き捨てる也
読み解く

相方とも棒の中程を左手で持って、やや右足を前にして近間に立っています。棒は6尺前後以上を云いますから太刀の場合の間よりやや遠いはずです。
  慣れないうちは特に遠間でのびのびと大きく打ち合った方が良いかも知れません。
 棒を左手で中程を持って左脇に自然に付け棒の先を下に向け斜めにして持つのでしょう、   左脇に杖に立てるも在りでしょう、あるいは、棒の先端を上に上げ相手の眉間につけるも在りでしょう。

 相手右足を引いて我が右面を打って来る。我は棒の上の端を右手を逆手にし取るや右足を一歩引き様に是に応じて棒を合せる。
 右手を下げ左手を棒の上に摺り込み棒を返して右手を上にして右足を踏み込み相手の右膝を打つ相手一歩下がり是を受ける、即座に相手の棒を下から巻き込んで右へ巻き捨て、相手の水月に付け詰める。

手付けは巻き捨てて業を終わっていますが、詰めておきます。

参考に神傳流秘書 棒合 二本目 立合
 如前立合棒を逆手二取り下を上二亭合又下二亭合せ巻捨る前之通り持立合たる時両方の手二亭逆手二取足を引て下を上尓て合又下二亭合遣方より左へ巻捨る

読み
立合(たちあい)

 前の如く立合い 棒を逆手に取り 下を上にて合せ 又 下にて合せ 巻捨てる
前の通り持ち 立合いたる時 両方の手にて逆手に取り 足を引いて下を上にて合せ 又 下にて合せ 遣方より左へ巻き捨てる
「如前立合」「前之通り持立合たる時」
追込:「両方棒を左の手尓て持杖二突き・・」
読み解く
 前の如く立合う、ですから棒を杖に突いて左足先に立て、左手で胸の辺りに添えて右足をやや引いてやや半身に双方立って出合います。
 相手「棒を逆手に取り」は左手の下方に右手の拇指を下向きに逆手に添え、「下を上にて合せ」は棒を、右肩から廻して地に突いていた棒の先を上にして、左面に打込んできます。
 遣方も同様に左足を引いて之を請ける。
 遣方即座に左手を引きつつ、棒の先へ右手を滑らせ、左肩から廻して左足を踏み替え左手を前にして相手の右足を打つ、相手も同様にして右足を踏み替え之を請ける。
 相手請けるや、下らんとする処、遣方より棒の先を上げつつ相手の棒を左に巻き捨て、棒の先を相手の水月に詰める。

 

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