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2017年6月11日 - 2017年6月17日

2017年6月17日 (土)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事1捕手和之事8胸點

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
1)捕手和之事
8)八本目胸點
胸點
 歩ミ行相手の胸を足二亭蹴る平常の稽古二ハ此業なし子細ハ胸を蹴る故也
読み
胸點(きょうてん)
 歩み行き相手の胸を足にて蹴る 平常の稽古にはこの業なし 仔細は胸を蹴る故也

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2017年6月16日 (金)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事1捕手和之事7抜捨

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
1)捕手和之事
七本目抜捨
抜捨
 相手の左の脇を行通り品二合手の左の手を我が左の手二亭取り後へ廻る相手右之手二亭後へ婦り向小太刀を抜付類を右の手二亭留左の手を放シひぢ二添へて引た於し堅める
読み
抜捨(ぬきすて)
 相手の左の脇を行き通りしなに 相手の左の手を我が左の手にて取り後へ廻る 相手右の手にて後へ振り向き小太刀を抜き付けるを 右の手にて留め 左の手を放し 肘に添えて引き倒し堅める


読み解く
 居合膝に座して居る相手の方にスカスカと歩み寄り、相手の左脇を通りすがりに腰を屈め相手の左手首を我が左手で取り、相手の後に廻り込むと、相手小太刀を右手で抜くや左廻りに振り向き様抜き付けて来る、我は右手で相手の右手首を取ってそれを留め、左手を相手の左手から離し、相手の右肘に掛け左に廻りながら引き倒しかためる。ぐるぐる左廻りをして見ました。

 もう一つ、相手の左手を我が左手で取り後ろに廻って押し付けようとする処、相手右手を逆手に小太刀を抜いて、右脇から我が腹部に突き込んで来るのを右手で相手の右手首を取り、左手を離して相手の右肘に付け右廻りに引き倒しかためる。

 状況に応じ如何様にも応じられて、古伝は生きて来るのでしょう。古伝の手附はおおらかです。

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2017年6月15日 (木)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事1捕手和之事7抜捨

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
1)捕手和之事
七本目抜捨
抜捨
 相手の左の脇を行通り品二合手の左の手を我が左の手二亭取り後へ廻る相手右之手二亭後へ婦り向小太刀を抜付類を右の手二亭留左の手を放シひぢ二添へて引た於し堅める
読み
抜捨(ぬきすて)
 相手の左の脇を行き通りしなに 相手の左の手を我が左の手にて取り後へ廻る 相手右の手にて後へ振り向き小太刀を抜き付けるを 右の手にて留め 左の手を放し 肘に添えて引き倒し堅める
 

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2017年6月14日 (水)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事1捕手和之事6右詰

曽田本その1
1.神傳流秘書を読み解く
10、夏原流和之事
1)捕手和之事
六本目右詰
右詰
 如前歩ミ行て右脇を行違ひ品二相手の右の手を我が右の手二亭取り左の手をひぢ二上亭引伏せ堅める
読み
右詰(みぎつめ)
 前の如く 歩み行きて 右脇を行き違いしなに 相手の右の手を我が右の手にて取り 左の手を肘に上げて 引き伏せかためる
前の如く歩ミ行て
 二本目砂乱まで前は戻ります。
 相手坐し居る処へ我は立って歩み行・・
読み解く
  相手座している処へスカスカと歩み行き、右脇を行き違う時にさりげなく腰を屈め、相手の右手首を我が右手で取り右腰に引き寄せるように静かに引き、伸びた右手のひじの上から左手を押えるように載せ、左膝を付くや右廻りに引き伏せ堅める。

 行き違いざまに相手の右手をさりげなく取る事が出来れば、技は懸りそうです。この業は捕手和之事ですから、主命によって相手を捕縛するために行くわけです。
 和は「やわらぎ」です柔らかい態度で相手が安心して構えて力まない様にするわけです。

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2017年6月13日 (火)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事1捕手和之事6右詰

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
1)捕手和之事
六本目右詰
右詰
 如前歩ミ行て右脇を行違ひ品二相手の右の手を我が右の手二亭取り左の手をひぢ二上亭引伏せ堅める
読み
右詰(みぎつめ)
 前の如く 歩み行きて 右脇を行き違いしなに 相手の右の手を我が右の手にて取り 左の手を肘に上げて 引き伏せかためる
前の如く歩ミ行て
 二本目砂乱まで前は戻ります。
 相手坐し居る処へ我は立って歩み行・・

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2017年6月12日 (月)

曽田本その1の1神傳流秘書を読み解く10夏原流和之事1捕手和之事5右転

曽田本その1
1.神傳流秘書読み解く
10、夏原流和之事
1)捕手和之事
五本目右転
右転
 如前歩ミ行亭相手手を上る処を両の手尓て指を取りわけ左の方へ引廻し又た於し砂乱の如くう津む希二引廻し亭堅める
読み
右転(うてん)
 前の如く歩み行きて 相手手を上げる処を 両の手にて指を取り分け 左の方へ引き廻し 又 押し 砂乱れの如く 俯けに引き廻して堅める
参考
前の如く:四本目附入に戻ります。
附入
 如前歩ミ寄っ亭右の手二亭相手の胸を突阿於の希ニた於春也
読み
附入(つけいり)
 前の如く歩み寄って右の手にて相手の胸を突き仰のけに倒す也
前の如くですから、二本目砂乱迄戻ります。
砂乱
 相手坐し居る処へ我は立って歩ミ行使者捕の如く引た於さむとする相手た於禮之と春るを支ニ左の手二亭突たおし扨右足を相手の肩へ歩ミ込ミうつむけ二直しかたむる也
読み
砂乱(さみだれ)
 相手坐し居る処へ 我は立って歩み行き 使者捕の如く引き倒さんとする 相手倒れじとするを機に 左の手にて突き倒し 扨 右足を相手の肩へふみこみ俯けに直し固る也
参考
 使者捕の如く引た於さむとする:楽々坐したる時向の右の手を我が右之手二亭取り向の右の膝を足二亭踏我が脇へ引た於してかたむるなり
読み
使者捕(ししゃほ・ししゃとり)
 楽々対し坐したる時 向うの右の手を 我が右の手にて取り 向うの右の膝を足にて踏み 我が右脇へ引き倒して固るなり
読み解く

 「前の如く」は使者捕の四本目附入です「前の如く歩み寄って右の手にて相手の胸を突く・・・」

「砂乱」は使者捕の二本目砂乱「・・相手たおされじとするをきに左の手にて突きたおし扨右足を相手の肩へ歩み込みうつむけに直しかたむる也」

 相手座す処へスカスカと歩み寄り、右足を踏み込み右手で相手の胸を突かんと突き出す処、相手其の手を右手で受け留める。
 我は、其の相手の手を、両手で親指と他の四指と取り分けて握り込み、左に身を開いて引き廻し、相手倒されまいとする処を後ろに押し倒し、右足を相手の肩に踏み込み、こらえ様と踏ん張るのを右脇に引き廻して俯けにして堅める。
 右転が業名です。初めに左の方へ引き廻していますから、次には右へ引き廻す事を指しているのでしょう。

 相手に仕掛てみました、場合によっては相手が「やあ」と右手を上げる時とも考えられそうですが、さて相手は思う様に掴まれた右手に軽々といたぶられるかは、拍子次第とも云えそうです。
力任せでは動かす事は出来そうにありません。

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2017年6月11日 (日)

曽田本その1の1神傳流秘書原文10夏原流和之事1捕手和之事5右転

曽田本その1
1.神傳流秘書原文
10、夏原流和之事
1)捕手和之事
五本目右転
右転
 如前歩ミ行亭相手手を上る処を両の手尓て指を取りわけ左の方へ引廻し又た於し砂乱の如くう津む希二引廻し亭堅める
読み
右転(うてん)
 前の如く歩み行きて 相手手を上げる処を 両の手にて指を取り分け 左の方へ引き廻し 又 押し 砂乱れの如く 俯けに引き廻して堅める
前の如くは四本目附入です。
附入
 如前歩ミ寄っ亭右の手二亭相手の胸を突阿於の希ニた於春也
読み
附入(つけいり)
 前の如く歩み寄って右の手にて相手の胸を突き仰のけに倒す也
参考
前の如く:二本目砂乱まで戻ります。
砂乱
 相手坐し居る処へ我は立って歩ミ行使者捕の如く引た於さむとする相手た於禮之と春るを支ニ左の手二亭突たおし扨右足を相手の肩へ歩ミ込ミうつむけ二直しかたむる也
読み
砂乱(さみだれ)
 相手坐し居る処へ 我は立って歩み行き 使者捕の如く引き倒さんとする 相手倒れじとするを機に 左の手にて突き倒し 扨 右足を相手の肩へふみこみ俯けに直し固る也
参考
 使者捕の如く引た於さむとする:楽々坐したる時向の右の手を我が右之手二亭取り向の右の膝を足二亭踏我が脇へ引た於してかたむるなり
読み
使者捕(ししゃほ・ししゃとり)
 楽々対し坐したる時 向うの右の手を 我が右の手にて取り 向うの右の膝を足にて踏み 我が右脇へ引き倒して固るなり

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